【おすすめ】定期テスト2週間前からの勉強計画
定期テスト対策で要となるのは、予め計画を立てておくことです。
計画を立てておけば、定期テスト対策につながるだけでなく、「日々勉強する」という習慣がつきます。
そんな一石二鳥な計画立てを効率的に行う方法、名付けて「4段階方式」を紹介します。
これに沿って計画を立てられれば、定期テスト学年1位も夢ではありません。
①2週間より前
目標:対策を行うための準備
第1段階は事前準備が主です。
対策を円滑に行えるように、普段の授業をその場で理解しておきましょう。
指針を決めておくと同時に、目標点もこの段階で決めておくと良いです。
平均点、8割、満点… いろいろあるかと思いますが、当然高いほうがモチベーションにつながるでしょう。
もし休んだ回があったなら、その時の授業ノートを友達や先生に写させてもらうというのも忘れないでください。
②14~8日前
目標:テスト範囲の基礎部分を理解をする
2週間前になってようやく演習開始です。
この段階で中心となるのは教科書、ノートを読む(インプット)→問題を自分で解く(アウトプット)の流れです。
インプットをするときのコツは、応用よりも基本的な部分を中心に読むことです。
イメージとしては広く浅く、しかし基礎の理解は深く、といった感じです。
おそらく時間としてはこのインプットの方が時間がかかると思います。
基礎の理解をこの段階でインプットしておく理由は、ギリギリにやってしまうと時間が足りなくて基礎の「理解」で終わってしまうからです。
理解したうえで、それを覚える、または使えるようにならなくては意味がありません。
余裕がある段階で「理解」の作業を済ませておくことで、「暗記」がしやすくなる準備を整えます。
インプットが終わったら、次はアウトプットです。
アウトプットでも同じく、基本~標準レベルの問題の演習が中心です。
同時並行で学校からの課題もアウトプットとして終わらせてしまいましょう。
直前期に焦ってやって無駄にするよりは、余裕をもって取り組む方が身に付くからです。
課題も含め、アウトプットで詰まってしまったり解けなかった問題には後でわかるようにチェックを入れておきましょう。
このアウトプットを通じて、「理解できていない」部分がわかった場合は、その部分を今のうちに学校の先生に聞きに行きましょう。
もしかしたら、そこでテストのヒントをもらえるかもしれません。
このインプット→アウトプットを2周、可能なら3周するのが基本です。
③7~4日前
目標:基礎レベルの習得&自分の苦手発見
テスト一週間前になってしまいました。
しかしここまで基盤をしっかり固めてきたのですから、何も焦ることはありません。
この段階でも、上記のインプット→アウトプットの繰り返しを行います。
しかし今度はアウトプットに時間をかけるイメージです。
3~5周して、先ほどと同じようにチェックをいれていきましょう。
ここでのアウトプットで、問題演習の内容を自分で再現できるレベルまで持っていきましょう。
この再現できるレベルというのは、科目によって異なります。
数学なら問題文を見てすぐに解法が再現できる、英語ならどこの文章を抜き出しても日本語訳ができるといった具合です(もちろんこれらも過去の問題傾向や目標に合わせて調整が必要です)。
これが基礎の「習得」です。
この作業を繰り返していくうちに、チェックが多くなる問題が出てくると思います。
そして同時にこれがあなたの苦手であることも判明します。
苦手が判明したら、問題番号なり覚えられない事項なりを一つの紙にまとめてください。
これによって現段階でのテスト範囲の苦手が可視化されます。
高得点を狙っている人には、こうして苦手をリストアップしつつ、ワークや問題集の応用問題に取り組むのがおすすめです。
目標点数が高い、特に学年順位一桁台を狙っている人は、余裕があれば過去のテストを軽く確認してみましょう。
その先生のテスト問題はどこから(教科書、ワーク、授業ノートなど)出題される傾向にあるのかを知ることで、オーバーワークを避け、より特化したテスト対策ができます。
④3~1日前
目標:苦手の克服、基礎の再確認
いよいよテスト直前期です。
この段階では、②~③段階でのチェック付けの作業が重要な意味を持ってきます。
すなわち、このチェックが多い問題に絞った対策ができるということです。
このチェックが多い問題=自分の苦手な分野のため、ここを何度も繰り返せば、弱点カバーができます。
その他、チェックがない、または少ない問題も1~2回は解きなおしましょう。
以上はアウトプットの話でしたが、国語、社会、理科などは軽いインプットもしておきたいです。
教科書やノートの読みなおし、特に先生からもらったヒントや自分の苦手としている分野を意識しておくと効果的です。
暗記系(単語など)が不安な場合は、寝る前に確認しましょう。
ここまでできれば、あとはテストに臨むだけです。
前日はできるだけ夜更かしせず、十分な睡眠時間を取ってください。
やってはいけないこと
ここからは、この計画中にやってはいけない、非効率的な勉強法を示します。
今まで自分がやっていたかどうかもチェックしてみましょう。
1.まとめノート作成
自分でテスト範囲のまとめを作成する勉強法です。
確かにこういった作業は、自分の創作意欲が満たされて楽しいのですが、はっきりいって時間の無駄です。
多くの場合、このノートを作った時点で満足してしまい、肝心なそのノートの見直し(インプット)をしないまま終わってしまいます。
そもそも内容をまとめたノートなら学校で取ったはずなので、新しく作るよりも、授業ノートを何度も見返す方が高得点につながりやすいです。
2.直前に新しい問題に手を出す
直前期、すなわち④段階の時にまだ解いたことのない問題に挑むというのは愚策と言わざるを得ません。
④での目標は苦手をつぶすことでした。
この苦手というのは、当然自分が今までやったことのあるものから導き出されます(そのための③段階です)。
そのためここで新たな問題に着手すれば、また新たな苦手が発見されます。
しかし④段階で発見しても、直前なため、それを克服する時間がもう残されていません。
そのような苦手を増やすよりは、今苦手とわかっているものを克服した方が点数につながるのです。
おわりに
いかがだったでしょうか。
4段階方式を基盤にしつつ、自分や学校に合わせて微調整していき、オリジナルの計画を立ててみましょう。
まとめノートと同じことですが、くれぐれも計画を作っただけで満足しないように…。
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