中高一貫校の深海魚とは?成績下位層から抜け出す5つの方法
中高一貫校にお子さんが入学して、初めて「深海魚」という言葉を聞いた方も多いのではないでしょうか?
中高一貫校でいう深海魚とは、学校の成績が最下位層の生徒のことをいいます。
深海魚のように、成績が底からなかなか浮上しないことが由来です。
深海魚の仲間入りをしてしまうと、抜け出すにはかなりの努力が必要です。
抜け出すために必要なのは、次のふたつ。
- 学習に対する意欲をもつ
- 効率のよい勉強法を実践する
そこでこの記事では、このふたつの実践方法をご紹介します。
お子さんが深海魚になってしまったことを悲観ばかりしていても仕方がありません。
すぐに対策を開始しましょう。
中高一貫校の深海魚とは?
中高一貫校は、「入学できたから安泰」ではありません。
入学後は、公立校と比べハイペースで難易度の高い授業についていかなければなりません。
少しでも遅れをとれば、あっという間についていけなくなり、定期テストも散々な結果に…。
そしてたどり着くのが「深海魚」です。
中高一貫校でいう深海魚とは、学校の成績が最下位層の生徒のことです。
勉強量の不足や、自分に合った勉強方法が確立できていないことなどが原因で、深海魚になってしまいます。
中高一貫校に入学する生徒は、もともとの学力がある程度備わっています。
しかし、入学後は、小学校までのやり方や考え方では通用しません。
深海魚になってしまった場合は、気持ちを改め、抜け出すための対策をしましょう。
中高一貫校生が深海魚から抜け出す7つの方法
中高一貫校生が深海魚から抜け出すためのポイントは、次のふたつです。
- 学習に対する意欲をもつ
- 効率のよい勉強法を実践する
これらを実行する方法を、ご紹介します。
できることから実践していきましょう。
学習の集中力維持のためにできること
深海魚になるお子さんは、もともと圧倒的に学習量が少ないことが予想されます。
学習量が少ない原因は、理解不足によってやる気がなくなっていることや、部活動など勉強以外のことに時間を使っていることなどが考えられます。
深海魚から抜け出すためには、まずやる気を出し、集中的に勉強しなければなりません。
まずは意欲をもって集中して勉強するために、ここでご紹介する3つを実践してみましょう。
学習目標をたてる
まずは、勉強に関する目標をたてましょう。
中高一貫校生にとっての大きな目標は、おそらく志望大学の合格でしょう。
しかし、大きな目標だけでは、具体的に何をすればよいか、はっきり見えません。
そこで、短期・中期目標もたててみます。
たとえば学校の小テストや定期テスト、塾や通信教育で行われる模試もよいでしょう。
そしてこれらの目標を見えるところに貼っておくと、さらにやる気がアップします。
勉強に適した環境を作る
さらに、勉強に集中できる環境づくりも重要です。
学習に集中できないのは、ほかに興味を惹くものがあることが原因のひとつ。
自宅には、スマホやゲーム・テレビなど、気になるものがいくつもあります。
集中して勉強するために、これらを視界に入らないようにしてみましょう。
勉強中は、スマホを家族が預かるのもよいでしょう。
また、自宅以外の場所で勉強するのもおすすめです。
図書館や学校の自習室はお金もかかりませんし、ほかにも勉強している人がいるため、よい刺激になります。
ポモドーロテクニックを使う
勉強をするのに、何時間も続けて行う必要はありません。
むしろ、何時間も集中できる人はほとんどいないでしょう。
時間を凝縮して勉強に集中するために、「ポモドーロテクニック」がおすすめです。
ポモドーロテクニックとは、「25分の集中と5分の休憩」を繰り返す時間管理のテクニックのこと。
25分集中するだけなら、何時間も勉強するよりもずっと楽なはずです。
タイマーを用意して、試してみましょう。
4セット(2時間)ほど行ったら、少し長めに15分ほど休憩をはさみます。
ダラダラと長時間勉強するよりも、効率的に勉強できるでしょう。
効率のよい勉強法をするためにやるべきこと
準備が整ったら、さっそく勉強を始めましょう。
もともと勉強する習慣がないお子さんは、勉強する習慣から身につける必要があります。
毎日短時間でも必ず机に向かう時間を作りましょう。
また自分に合った勉強を行うことで、成果が出やすくなります。
暗記の方法や、どの科目に力を入れるのかなど、試行錯誤しながら効率のよい勉強法を見つけましょう。
ここでは、深海魚から抜け出すためにまず行わなければならない勉強法をご紹介します。
授業態度を改める
お子さんは、普段どのように授業を受けているかご存じですか?
深海魚のお子さんの中には、授業内容が分からないから居眠りをしている人もいるでしょう。
定期テストで成績を上げるためには、授業に集中することが必須条件です。
ノートもしっかりとりましょう。
板書を写しただけで、見返したときに意味が分からないのであれば、ノートを取る意味がありません。
板書以外にも、先生の言った重要な言葉や気になった部分などは、ノートや教科書にメモしておきましょう。
理解できなかった部分は、必ずその日のうちに解決させます。
復習や宿題をしたときに「分からないからやらない」を避けるためにも重要です。
予習・復習を日課にする
勉強を日課にするために、まずは予習・復習に取り組みましょう。
予習は、教科書を読んでおくだけでも違います。
慣れてきたら、単語の意味を調べることや例題を解いてみるなどしてみましょう。
教科書で分からない箇所にチェックをしておくこともおすすめです。
それを理解するために、より集中して授業を受けられるようになります。
復習は、宿題や学校から渡されている問題集などに取り組み、知識を定着させましょう。
定期テストの結果を見直す
深海魚のお子さんの多くは、定期テストが返ってきたときに見るのは点数だけです。
テストで間違えた部分は、なぜ間違えたのか分析し、再度解き直します。
理解不足であれば、再度教科書やノートを見返し、基本を確認しましょう。
ミスを減らすためには、同じような問題を何度も解くことがポイントです。
教科書や問題集の類似問題を探して解いてみましょう。
基礎を身につける
深海魚から抜け出すためには、何よりもまず基礎を身につける必要があります。
教科書や小テスト・定期テストなどを見返しましょう。
自分の弱点が分かります。
基礎を身につけるためには、演習を解くことが一番です。
問題集の基礎問題を繰り返し解き、すべて解けるようにしましょう。
問題集は、1教科1冊だけ集中して取り組みます。
3回ほど繰り返し、しっかり定着したところで、次の問題集に取り組みましょう。
まとめ
中高一貫校に入学したからといって気を緩めていると、深海魚になる可能性があります。
一度深海魚になってしまうと、そこから抜け出すのは困難でしょう。
しかし努力次第では、浮上も可能です。
ご紹介した深海魚から抜け出す7つの方法を実践して、頑張りましょう。
できるだけ早く成績を上げたい方は、「中高一貫校専門個別指導塾WAYS」まで、ご相談ください。
「WAYS」では、ほかの塾に通っても成績が上がらなかったお子さんでも、現状を伺い深海魚から抜け出すためのカリキュラムを作成、勉強法を指導します。
中高一貫校の勉強は、学校独自の教材を熟知し、指導した経験がなければ教えられません。
その点「WAYS」では、200校以上の中高一貫校を指導し、成績を上昇させた実績があるため安心です。
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