偏差値40の人でも大学受験は成功する?志望校合格術を伝授
大学受験において、学力を判断する基準の一つとなるのが「偏差値」です。
数値で表されるため、学力が客観的にわかることがメリットです。
そんな中、お子さんが「偏差値40」を叩き出してしまった場合、焦ってしまう方もいるでしょう。
「偏差値40をそのままにしていたらやばい?」
「偏差値40だとどんな大学にいけるの?」
など、不安に感じるかもしれません。
そこで今回は、「偏差値が40台」の人は、大学受験にどう備えればよいかを紹介していきます。
お子さんの大学受験について考えている保護者の方は、最後まで読んで参考にしてみてください。
大学受験で偏差値40はどれくらい?
まず、偏差値40の定義についてお話します。
そもそも、偏差値40はどのような状況なのかを把握しましょう。
偏差値とは
偏差値とは、基準となる試験の平均点がもとになりつけられる数値です。
偏差値は50を中心にしており、「偏差値50=その試験の平均点」となります。
60点が平均点のテストで60点をとれば、偏差値は50になります。
試験によって平均点は異なるため、同じ点を取ったとしても、平均点の違いで偏差値も異なるということです。
偏差値40はどのような位置づけ?
偏差値の定義を踏まえると、偏差値40は、平均よりも低い点数を取ったということになります。
100点満点のテストで60点が平均(=偏差値50)だった場合、偏差値40は45点程度です。
人によってどう捉えるかは変わってくるでしょうが、少なくとも「テストを受けた集団の中で、学力が低い方に位置する」というのは一致しているでしょう。
ある集団の下位15%に位置しているからです。
偏差値50は、基礎について理解できていれば、取ることが可能です。
逆にいえば、偏差値40を取った人は、基礎への理解が不完全であることが考えられます。
大学受験で偏差値40は大丈夫?
「学力が低い方なんだったら、大学受験はやっぱりやばい?」と焦ってしまうかもしれません。
しかし、必ずしもそうとはいえません。
個々人の学力だけでなく、大学にも偏差値がつけられています。
志望する大学の偏差値によって、焦るかどうかは変わります。
偏差値40~50台の大学を志望する場合
偏差値40~50台とされている大学なら、過度に焦る必要はないでしょう。
個人の学力と大学合格のための学力が、追いつけないほどは離れていないからです。
とはいえ、そのままで良いわけではありません。
学力が足りていないことは事実なので、ある程度の勉強は必要です。
また、大学入試は、偏差値だけでは決まりません。
学力と大学の偏差値が近いからといって、必ず合格するとは限らないのです。
偏差値60以上の大学を志望する場合
偏差値60以上の大学を目指すのなら、偏差値40は危機的な状況と言えます。
20もの数値上の差を埋めなければいけないため、「無謀」とされることもあるでしょう。
偏差値60以上の大学では、入試問題で「基礎を応用する力」を求められることがあります。
この問題の難しさが、偏差値が60を超える原因と考えられるでしょう。
しかし、基礎ができていない偏差値40の人では、そのような問題に対処することができません。
大学受験で偏差値40が偏差値60以上の大学を目指す方法
「偏差値40の人が偏差値60の大学を目指す」という無謀な挑戦は、実現が不可能なのでしょうか。
実は、やり方次第で、実現可能な挑戦なのです。
実際、今までに、複数人が偏差値40から偏差値60以上の大学の合格を勝ち取ってきました。
その秘訣は、勉強時間や方法を大幅に改善したことにあります。
以下で、その方法について説明していきます。
基礎を徹底する
上記でも述べた通り、偏差値40の人は、「基礎」の理解ができていない可能性があります。
そこで、「基礎」を「徹底」した学習によって、偏差値を上げることができるのです。
基礎は、本来学校の授業で身に付けます。
しかし、偏差値40の人は、すでに授業が終わってしまった範囲の基礎も理解できていない場合があります。
そこで、教科書や参考書・問題集の使用がおすすめです。
教科書は、学校で使用しているものが良いでしょう。
学校の教科書なら先生も内容を把握しているため、わからないところがあれば聞くことができます。
参考書・問題集については、「基礎レベル」のものを購入しましょう。
とくに、基礎固めに時間にかかる「英語」のおすすめ参考書・問題集については、以下の記事で紹介しています。
【大学受験対策】英語の基礎固めにおすすめの参考書・問題集4選
重要なのは、基礎を「徹底する」ことです。
徹底するということは、「教科書や参考書を一回見て終わり」には留まりません。
教科書や参考書・問題集は、そこに載っている内容を完全に理解するまで、何度も読み返しましょう。
繰り返すことで、忘れた内容、間違えた問題も習得できます。
これにより、基礎に関しては、抜けがない状態を作り出せるでしょう。
基礎を「徹底する」とは、基礎を漏れなく習得することなのです。
サボり癖を直す
偏差値40の子は、勉強そのものをサボってしまっている可能性があります。
とくに、高校生は、さまざまなことに興味関心を持ち始める時期でしょう。
勉強以外のことに関心が移ってしまい、勉強をサボるようになるのです。
こうした「サボり癖」がついたお子さんには、環境を変えることが必要です。
学校の自習室や塾などの、「周りが勉強しているから自分も勉強しなければならない」場所に移るのが良いでしょう。
強制的に勉強する場所に変えることで、今までサボっていたお子さんでも、勉強を始めることができます。
勉強時間を確保する
高校生には、時間がないことがあります。
通学、部活動、趣味など、勉強以外に時間を使うことがさまざまです。
こうした状況下では、まとまった勉強時間を確保することが難しくなるでしょう。
その場合は、日々の勉強時間を決めておくことをおすすめします。
「1日1時間」のような目標を設定することで、勉強の時間をルーティンの中に入れられます。
ただ、今まで勉強時間を取っていないがゆえ、いきなり長時間は難しいと感じる場合もあるでしょう。
初めは「毎日5分間」の勉強を目指す、という決め方でも構いません。
段々とこの時間を増やしていくことで、「勉強時間」を取れるようにしましょう。
まとめ
偏差値40は「学力が低い」とされ、大学受験でも不利にはたらくことがあります。
だからといって、偏差値の高い大学を目指せないわけではありません。
勉強方法や勉強時間を改善すれば、偏差値60以上の大学合格も夢ではないでしょう。
重要なのは、今の偏差値に囚われることではなく、目標に向かって勉強できるかどうかです。
お子さんを逆転させたい方は、ぜひ、今回紹介した方法を試してみてください。
中高一貫校生専門塾個別指導塾WAYSの「大学受験コース」は、偏差値が40台のお子さんを対象にした指導を行っています。
偏差値50を下回っていた生徒が、続々と偏差値を上げ、早稲田大学や千葉大学などの、偏差値60超えの大学に合格させています。
その理由は、それぞれの生徒に合わせた「苦手克服基礎カリキュラム」です。
偏差値が30~40台の人でも、このカリキュラムに沿って適切に学習を行っていけば、偏差値は上げられます。
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