【数学編】この参考書があなたを救う!おすすめ3選!
「数学の参考書が多すぎてどれがいいかわからない……」
「自分はどの問題集をやればいいの?」
数学の参考書には、様々な種類があります。
そのため、どの参考書が良いか、迷ってしまうこともあるでしょう。
数学の参考書を選ぶ際は、分野と目標が基準になります。
今回は、おすすめの参考書を分野ごとに3つずつ紹介します。
参考書選びの一つの目安にしてみてください。
参考書の選びかた
数多ある参考書から、自分にあったものを選ぶには、分野と目標を参考にしましょう。
分野とは、参考書がどのような形式になっているかを指します。
本記事では、数学の参考書を
「インプット系」「アウトプット系」「復習系」という、3つの分野に分けて紹介していきます。
これらの分野に、それぞれ3つの目標ごとにおすすめの参考書を紹介していきます。
インプット系
「インプット系」は、公式や定理の解説、計算の方法が中心の参考書です。
問題数が少ない代わりに、公式や定理がどのように導けるか、どの場面で使うかなどの解説が豊富です。
数学の基礎の部分を構成するため、一番最初はこの分野の参考書をやりましょう。
『はいちの楽しくなる数学』(文英堂)
数学が苦手で、授業についていけるようになりたい!という人におすすめの参考書です。
中学1年、中学2年の2種類があります。
特徴は、動画による解説がついている点です。
練習問題にQRコードがついており、それを読み取ると、著者の講義動画に飛ぶことができます。
動画による解説のため、数式だけを見るのが苦手な人にはわかりやすいでしょう。
また、講義動画の評価も高く、投稿動画の総再生数は5億回を超えています(2022年4月現在)。
※著者のチャンネル:とある男が授業をしてみた-YouTube
『チャート式 中学数学』(数研出版)
基礎ができていて、定期テストで高得点を狙いたい!という人におすすめの参考書です。
1年、2年、3年の3種類があります。
特徴は、例題の解説の豊富さです。
頻出の問題を例題として、その解き方を1ページを丸ごと使って説明しています。
途中式やヒント、公式の使い方など、数学でつまづくおそれがある部分がすぐにわかる仕様です。
また、章末に「定期試験対策問題」も付属されており、テスト対策もできます。
『改訂版 高校入試 中学数学が面白いほどわかる本』(KADOKAWA)
数学が得意で、応用問題に取り掛かりたい!という人におすすめの参考書です。
特徴は、入試問題の解説がされている点です。
高校入試で過去に出題された問題の、考え方や途中式が示されています。
教科書レベルの知識の応用の方法を知れるため、難易度の高い問題に対応できる力がつきます。
タイトルには「高校入試」と書かれていますが、「数学の解き方」を知れる面もあるため、テスト対策にも有効です。
また、高校の数学は中学の知識を前提とするため、中学の範囲の再確認としても利用できます。
アウトプット系
「アウトプット系」は、演習用の問題が中心です。
解説が少ない代わりに、複数の問題を解くことができます。
問題を解いて基礎を定着させることが目的のため、「インプット系」で基礎を身に付けてからやりましょう。
『全問ヒントつきで ニガテでも解ける計算』(学研プラス)
数学が苦手で、教科書レベルの問題を解きたい!という人におすすめの参考書です。
中1計算、中2計算、中3・高校入試計算の3種類があります。
特徴は、練習問題にヒントがついている点です。
問題の下に、ヒントとして「この公式を使う」「ここに注目する」などが書かれています。
このヒントによって、計算問題が苦手な人でも、安心して取り組める仕組みです。
また、章ごとに「まとめ問題」も用意されています。
練習問題とは異なり、まとめ問題にはヒントがありません。
そのため、ヒントなしの実力の確認もできるようになっています。
『標準問題集』(増進堂・受験研究社)
基礎ができていて、定期テストで高得点を取りたい!という人におすすめの参考書です。
中学1年生、中学2年生、中学3年生の3種類があります。
特徴は、3ステップで学習できる点です。
基本・標準・実力の順で問題が解けるため、基礎が習得できている段階から始めることができます。
定期テストだけでなく、模試や入試などの外部の試験にも対応しています。
また、章ごとに重要なポイントがまとめられている点も特徴です。
問題よりも先に、「重要点をつかもう」という欄があります。
「重要点をつかもう」を読むことで、その章で必要な知識を思い出せます。
『最高水準問題集』(シグマベスト)
数学が得意で、応用問題に取り組みたい!という人におすすめの参考書です。
中1数学、中2数学、中3数学、高校入試の4種類があります。
特徴は、難易度の高い問題を集めている点です。
z会が実際の入試問題から選んだ「良問」で構成されています。
模試や入試で頻出の問題や、数学的な応用を使わないと解けない問題を収録しています。
また、上記のような応用問題だけではありません。
「標準」レベルの問題も載っており、まずはこちらから解きましょう。
「標準」レベルが解けるようになったら、応用問題に進む、というのがおすすめの使い方です。
復習系
「復習系」は、1冊に中学3年分の数学の内容が詰まった参考書です。
数学の内容を思い出したいという人におすすめです。
「思い出す」ことが目的のため、「インプット系」「アウトプット系」を一通り終えてからやりましょう。
『中1~3 10分間復習ドリル 数学』(増進堂・受験研究社)
基本的な計算を、短時間で復習したい!という人におすすめの参考書です。
特徴は、ページ数の少なさです。
中学1年~3年生の数学の内容が、わずか80ページに収まっています。
そのため、短時間で3年間の復習が可能です。
また、一つの単元ごとに10分という時間制限の目安があります。
これにより、問題の解くスピードを上げるトレーニングもできます。
『改訂版 中学校3年間の数学が1冊でしっかりわかる本』(かんき出版)
用語や定義を、じっくり復習したい!という人におすすめの参考書です。
特徴は、用語や公式、定理を確認できる点です。
問題を解くよりも先に、単元の基礎となる用語や公式、定理に関する穴埋め問題があります。
これにより、数学の基礎を理解できているかのチェックができます。
また、単元の最後には「応用問題」がついているため、基礎に加えて、応用のチェックも可能です。
『中学総合的研究 数学 三訂版』(旺文社)
数学に興味があって数学への理解をもっと深めたい!という人におすすめの参考書です。
特徴は、数学の応用例が示されている点です。
基本の説明や問題以外に、数学と身近な事柄とのつながりが紹介されています。
これにより、数学そのものに対する興味が湧く仕様になっています。
また、目次や索引がついているため、辞書のような使い方ができます。
問題を解いていてわからない部分があった場合、この本の中から、その部分を探しましょう。
さらに、苦手な部分も、上記の数学の応用例によって興味を持つかもしれません。
まとめ
参考書を進めていくうえで重要なことが2点あります。
一つは冒頭で示した「自分に合ったレベルを選ぶ」こと、もう一つは「1冊を完全に理解するまでやる」ことです。
この記事の紹介した9冊の参考書を、すべて購入する必要はありません。
あれこれと手を出すのではなく、1冊を何度も繰り返しましょう。
理解度が高まり、成績が向上しやすいからです。
まず、今回紹介した中から、分野ごとに自分のレベルや目標に合う1冊を選んで繰り返しましょう。
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