【中高一貫生】現代文定期テスト勉強法【高校生】
現代文はなんとなく
みなさんは現代文(評論・小説)の定期テストを、きちんと勉強して臨んでいるでしょうか。
大半の方が「なんとなくいけるっしょ」といったノリで受けているのではないかと思います。とりあえず指定の問題集と漢字だけやって受けるような状態ではないでしょうか。
現代文は暗記科目
しかし、それはかなりもったいないです。なぜなら、初見の問題を出す学校でない限り、現代文も「暗記科目」だからです。問題を作っている先生は、みなさんに授業をしている先生です。それゆえ、授業で話した以上のことは出題できませんし、授業で話した以上のことはわかる必要はないのです。ならば、現代文の定期テストでいい点数を取るために必要なのは、現代文の授業をきちんと聞いたり、ノートを暗記していったりすることです。
授業が退屈
「いやいや、そんな当たり前ですよ~。でもそれが出来ないから困っているんです」。という声が聞こえてきそうです笑
現代文の授業は退屈です。国語科の僕が言うのですから間違いないです(笑)だからおそらく、授業しっかり聞くよう言ったところで、聞かない方も出てくるのが事実です。そこで今日は、そんな方でも点数をなるべく取れるようにするための勉強法を書きます。もちろん、授業は完璧に聞いていますという方でも、役立つようにはなっていると思いますので、ご覧になってください。
国語の定期テストで点数を取るために
① 語彙
一番先にやらなければいけないことは、語彙の確認です。本文に出てくる漢字の読み・書き、及び言葉の意味。文語文であれば、特に重要になってきます。語彙力は共通テストでも出題されるくらい大切なものです。定期テストでも当然出題されます。たいがい年をとってくると年下の人間に向かって「最近の若者は言葉を知らない」なんて言い出すものですから、語彙は増やしたいと思っているはずです。注意しましょう。暗記だけで点数が取れるのですから、やればいいだけです。
② 音読
毎回出てくる「音読」です。本当に大切なんです。①で意味が分かるようになってからやりましょう。そして全体の流れと意味をそれぞれ頭に入れましょう。
千回読んで意味が分からない文章というのはありえません。それはむしろ文章の方がおかしいのでしょう。ですから、とにかくよく分からない文章でも意味が分かるまで何度も何度も読みましょう。読んでいるうちに分かってくることがあるはずです。
③ 接続詞
文と文、あるいは段落と段落がどのような繋がりになっているのか、そこを正しく掴むために、というよりは正しく掴む手がかりとするために、「接続詞」を確認することが必要です。接続詞自体が空欄にされて出題されるというのもあり得ますね。
④ 指示語
「指示語」が出来るようになると、格段に現代文は出来るようになります。中学入試問題では、問題のほとんどが指示語だということも耳にします。同様に英語・古文もそうですが、指示語を正しく把握出来るようになると一気に点数が上がります。
また、共通テストも指示語の問題が大好きです。もしかしたら評論ではセンター試験時代から毎年出題されているのではないでしょうか。
定期テストでも全く同じで、「指示語」をしっかりと把握することが大切です。もし指定の問題集があれば確認してみると指示語の問題が多いことが見受けられるでしょう。
⑤ 要約・論理チャート
この「要約」は高得点を目指す方のみが行えばいいかと思います。①~④までで、意味も構造も分かるようになっているはずなので、実際に自分でまとめてみましょう。なるべく図式化して、簡潔に書くと良いでしょう。一目見て話の流れがわかるのが一番よい要約です。
これを作ると、同じことを言っている箇所や、筆者と主張となるところが非常に分かりやすくなります。当然、受験勉強でもこの方法は有効です。
時間はかかりますが、一番勉強になると僕は思っています。
⑥ 出展・筆者に関して
いわゆる背景知識です。覚えていれば点数を取れる楽な部分です。そして、背景知識が分かると、本文で何を主張するかも、大体わかるものです。いずれ役に立つときが来るでしょうから、気合と根性で覚えましょう。
⑦ 補足
現代文には「テーマ」があります。言語とか、哲学とか、美術・芸術とか。
だから、そのテーマの知識を多く持っていると、読解には当然ながら有利です。そのために、テストの本文のテーマをまず捉えて、そのテーマの関する最低限の知識を入れると、学校の定期テストのみならず、いずれ大学受験などで大いに役に立つことになります。
⑧ 問題演習
全く同じ文章の問題を一度解いておけば、問われやすいところや、自分が分かっていない部分を確認することができますので、なるべく同じ文章の問題を一度は解いておきましょう。
まとめ
以上です。いかがでしょうか。
大学受験のように、初見の文章の読解というのは非常に難しいことですが、学校の定期テストは、一度先生が解説してくださっているものですから、なんとでも対応できるはずなのです。定期テストの現代文・古文・漢文で点数を落としてしまうのはもったいないです。
嘆く前にとりあえず出来る事はやりましょう。
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