小学校までは出来たのに…なぜ中高一貫校で落ちこぼれてしまうのか!?
ある程度名の知れた中高一貫校に在籍しているにも関わらず、いつまでたっても勉強できない!という方が、かなり多くいらっしゃると思います。
「小学校までは、塾でも良い成績を残し、周りよりも沢山勉強をしてたはずなのに、なぜ!?どうして!?」
それは、小学校までの勉強・環境と、中高一貫校での勉強・環境は、全く異なるものだということが原因としてあげられます。
そういった異質な環境の中において、上手く馴染めず、勉強スタイルを確立できないが故に、周りとの差、成績の差が出来てしまうのです。
そこに、有名私立中高一貫校に通っているにも関わらず、成績が落ちて行ってしまう原因が御座います。
今回は、どのようにして中高一貫校生が堕落していってしまうのか、そのパターンをご説明いたします。
絶対量の大切さ
小学校までの勉強(中学入試のために必要な勉強)は、少しそれ以降の勉強とは根本的な「質」が違う、と言えます。
中学入試で出されるような問題は、例えば電車のつり革広告や、あるいはクイズ番組などで取り上げられているところをお見受けいたしますが、あのような問題は、それまでの「努力量」や、こなしてきた「問題量」だけで解ける問題ではないのです。
そういったものよりも、発想力や柔軟性が要求されている問題が多いのです。
つまり、逆に言えば、頭の回転の速い生徒さんであれば、そこまで努力しなくても何となくで解けてしまったりするんです。
センスや才能が求められる問題が大きく割合を占めるのが、中学入試なんです。
なるほど数学の公式や計算用紙を必要としない問題が多く、だからこそつり革広告やクイズ番組でも取り上げられるのですね。
しかし、中学に入ってからの勉強は、その「質」が全く異なります。地頭の良さだけでは限界があります。
中高一貫校における教育についていくには、与えられた問題集を地道にこなし、授業をしっかり聞き、それを復習する、といった地味な作業をひたむきに繰り返すことが要求されます。
いくら頭の回転が速くても、中高一貫校教育に、自学自習を一切せずについていくのは不可能です。
中一の頃に「小学校までの勉強とそこまで違わないだろう」と構えていると、一学期の期末の頃からガクンと成績が下がります。
中二の頃には完全に勉強に対してやる気を無くし、中三になると進級問題が関わってくる。
出来なくなればなるほど、比例するようにやる気もなくなり、完全になまけてしまうのです。
学校の重要性
小学校までに関しては、「学校」という場所で教えてもらう内容は、「受験」という側面からみると、あまり価値はありません。
基本塾で教えてもらうものをこなし、塾で受験に備える、というスタンスであったと思われます。
しかし、中高一貫校になると、それは大きく変わります。
中高一貫校の教育は、塾を前提としておりません。
つまり、中高一貫校教育の教育プログラムに沿ってやっていれば、しっかり大学受験に通用するだけの知識を得ることができるのです。
それだけに、やっていることは非常にレベルが高いです。
ですので、序盤で学校教育を軽んじてしまうと、学校のカリキュラムのペースの速さに圧倒され、気づいた頃には「学校でやってることが全く分からない!」となってしまいます。
中高一貫校と公立の学校では、定期テストのレベルが全く違います。難関大学の過去問が出されるケースも沢山ございます。
軽んじる、どころか、しっかりついていけるだろうか、という意気込みで授業に臨むべきです。
最後に
こういった小学校までの勉強・環境と中高一貫校の勉強・環境の違いに馴染めず、完全に落ちこぼれてしまった生徒さんが多くいらっしゃいます。
そこから抜け出すために必要なのは、「勉強法」「勉強習慣」の見直しです。
お悩みの際は、是非個別指導塾WAYSへご連絡下さい!!
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