中高一貫で先取り学習のメリットとは?小6でできることは?
中高一貫校では、先取り学習を採用している学校がほとんどです。
なかには、中学校の間に高校課程まで学習して、高校2年生の終わりまでに高校課程を修了するカリキュラムが組まれている学校もあります。
そのため、中高一貫校への進学が決まっているなら、学校の授業についていけるよう中学受験が終わった直後から先取り学習に取り組んだ方がよいでしょう。
今回は中高一貫の先取り学習をするメリットや小6で準備しておくとよい点について、具体的に解説します。
中高一貫の先取り教育を受けさせようかと悩んでいる方は、ぜひ最後までお読みください。
小6の時期から先取り学習をするメリット
中高一貫の授業についていき、余裕を持った学生生活を送るためにも、小6の時期から先取り学習を進めておくことは大切です。
しかし、小6で先取り学習を始めることに関して、次のことを悩む保護者も少なくありません。
「本当に先取り学習は必要?」
「小6の頃から先取り学習をするメリットは何?」
本項目では、小6の時期から先取り学習をするメリット3つについて、具体的に解説します。
中学校以降の授業についていきやすい
小6の時期から先取り学習を始めることで、中学に入学した後の授業についていきやすいメリットがあります。
先取り学習をすると、授業の内容を理解しやすい理由を下記にまとめました。
- 小学生に比べて中学生の授業スピードが速い
- 小学生の内容に比べて中学生で学ぶ内容は難しい
- 中学生は定期テスト対策も必要
公立3年制の中学校でも、授業の内容は難しくなることは否めませんが、中高一貫ではさらに勉強する難易度も高くなり、進むスピードも速くなります。
試験でよい成績を残すためにも、小6で勉強の型をある程度身につけておくとよいでしょう。
余裕を持って大学受験の準備ができる
先取り学習をすると、余裕を持って大学受験の準備ができることもメリットです。
中高一貫では、6年間で1つのカリキュラムを組み、3年制の中学に比べて速いスピードで授業が進みます。
カリキュラム自体に先取り学習を取り入れ、高2までには高3の授業の内容を終わらせている学校も少なくありません。
授業過程を早く終わらせることで、大学受験に向けての準備が早くスタートできるでしょう。
志望大学の選定に時間がかけられる
先取り学習を取り入れることで、志望大学の選定と受験の準備に時間をかけられるメリットもあります。
中学に入学した時点で「〇〇大学の●●学科に行きたい」と、明確な目標を決めていると仮定してください。
- 志望大学(学科)の偏差値が分かる
- 受験科目を明確に決めて準備ができる
上記のように、大学受験に向けて、明確な目標を決め、余裕を持って準備を進められます。
また、入学した時点で明確に「〇〇大学」と、目標がなかった場合でも志望大学を選べるでしょう。
先取り学習により、先に勉強を進め、焦らずに大学受験の準備ができるとことは、利点だといえます。
中高一貫のメリット・デメリットについてさらに詳しく知りたい方は、下記の記事を参考にしてください。
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小6でスタート!中高一貫での先取り学習の進め方
先取り学習といっても「小6のうちにむやみやたらと勉強を進めるとよい」というわけではありません。
ポイントを押さえて勉強し、中高一貫に備えることが大切です。
特に小6のうちに先取り学習をするとよいといわれている科目を、下記にまとめました。
- 数学
- 英語
数学も英語も、基本ができていないと先に進めない科目です。
小6のうちにしっかりと基本を理解しておくなら、中高一貫授業に備えられるでしょう。
本項目では、小6でできる先取り学習の進め方について解説します。
小6までの学習内容を見直す
小6で中学の勉強に進む前に、小学生までの学習内容を見直すことが先決です。
具体的にできることを、下記にまとめました。
- 小学生までに学んだことをちゃんと理解しているか確認する
- 復習にも力を入れる
小6の内容を理解できていなければ、いくら先取り学習をしても、中高一貫の授業にはついていけません。
先取り学習と小学校の内容の復習をバランスよく行うことが、大切です。
中学数学の先取り学習の進め方
小6でスタートするとよい中学数学の先取り学習の進め方は、下記の通りです。
- 「正負の数」・「文字式」のルールを正確に覚える
- 問題の多い問題集や参考書を利用して実践する
- 正確・速く問題が解けるように何度も繰り返す
中学の数学で、初めに勉強するのは「正負の数」と「文字式」です。
上記2つについてのルールを正確に覚えるなら、数学の基礎を固められるでしょう。
数学は「問題の解き方」が解っていても「回答」があっていなければ「×(不正解)」になります。
正確な答えを速く解けるようになることが、大切です。
正確に速く回答できるようになるために、できるだけ多くの問題をひたすらこなしましょう。
中高一貫の数学のスピードについていくためのおすすめの参考書については、下記の記事を参考にしてください。
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中学英語の先取り学習の進め方
中学英語の先取り学習の効果的な進め方を、下記にまとめました。
- アルファベッド(大文字・小文字)を正確に書けるようにする
- 英単語を覚える際は正確に覚える
- 声に出して発音し単語や文章を書く/li>
まずは、アルファベットを正確に書くことが先決です。
大文字・小文字で「A〜Z」を正確に書けるかどうか、きちんと復習してください。
参考書や問題集を引き合いに、英単語や文章を声に出しながら書いてみましょう。
ただ書くのではなく「正確に」・「発音しながら」という点がポイントです。
英語の試験は、単語を書き間違えて試験に回答すると「×(不正解)」になります。
発音することで、聴覚も刺激され、覚えやすくなるでしょう。
中高一貫の先取りにおすすめの英語の問題集に関する情報は、下記の記事を参考にしてください。
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【英語嫌いの中高一貫生が基礎を学ぶならこの問題集!厳選6冊紹介】
まとめ
中高一貫の先取り学習を小6のうちに進めることは「授業の内容についていきやすい」・「大学受験の準備に余裕を持って取り組める」などのメリットがあります。
充実した学校生活を送るためにも、小6の時期からしっかりと準備しましょう。
もちろん、小学校の内容の復習を忘れずにバランスよく勉強してくださいね。
中高一貫に入学したからには、大学入学を目標に据えているのではないでしょうか?
中高一貫の大学受験の実態を知りたい方は、下記の記事も参考にされてください。
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