中高一貫校の中学英語と高校英語における定期テスト対策の違いについて
中高一貫校の定期テストでは、英語をかなり重視しています。
大学受験での英語の比重が大きいからです。
英語が出来るかどうかで、合格できる大学のレベルが決まってしまうのです。
英語は一朝一夕で出来るようになる科目ではないため、大学受験勉強を始めてから英語を頑張って勉強しても、点数の伸びはあまり期待できません。
そのため、中高一貫校では中学1年生からの6年間でしっかりと英語を学んでいくためのカリキュラムになっています。
中高一貫校では中学校で英語の土台を固め、高校で大学受験の傾向に合わせた試験対策の学習となります。
中高一貫校の中学生の英語は、英語慣れを重視しています。
公立中学校では疎かになっている多読、リスニング、英作文、英会話などに力を入れている学校が多いです。
高校に上がると、大学受験のためにハイスピードで英単語、英文法を覚えていき、長文読解に力を入れていきます。
中学英語と高校英語では重視している点が異なるため、定期テスト対策の仕方が変わってきます。
ここでは、当塾で実践している中学英語と高校英語の定期テスト対策をご紹介します。
中高一貫校 中学英語の定期テスト対策
中学英語の目的は英語慣れです。
英語に慣れるためにリスニングや英会話などを重視しています。
日本語を介さずに英語のまま理解する
英語慣れとは、英語を英語のまま理解できるということです。
英語学習の初めのうちは日本語を使って英語を理解していきますが、慣れていくに連れて英語を日本語を介さずに理解できるよ うになります。
英語に慣れてもらうというのは簡単な例を上げると、
dog→犬→理解
というのを
dog→理解
に思考プロセスを短縮することです。
英語の語順のまま理解する
また、英語慣れには英語特有の語順に慣れてもらうことも含まれます。
語順に慣れるというのは、語順通りに理解するということです。
例えば、I have a pen.
これを日本語を介して読むと「私はペンを持っている。」ですが、
英語の語順の「私は、持っている、ペンを」で理解できるようにすることです。
平叙文の他に疑問文、命令文、各構文の語順通りに理解することが求められます。
これら英語慣れをつけるには音読が必須です。
英文を和訳した後に音読をするだけで、英語慣れをつけることが出来るといっても過言ではありません。
教科書等の本文は和訳したあと10回以上音読し、暗唱できるくらい慣れてしまいましょう。
中高一貫校 高校英語の定期テスト対策
高校英語では、英単語、英文法、長文読解を出来るようにすることに重点が置かれています。
大学受験では長文読解、英文法の配点が高く設定されているため、中高一貫校の定期テストでも同じような配点になっているこ とが多いです。
英単語の学習法
英単語は毎週小テストが課され、英文法と教科書の長文に特化した授業が展開されています、
語彙に関しては、毎回の小テストに向けて毎日少しずつコツコツ覚えていくのが良いでしょう。
高校生になると、単純暗記力が落ちてきていますので、例文や類義語などに関連させて覚えていきましょう。
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英文法の学習法
高校英文法に関しては、中学の英文法のようになんとなくで答えが出る問題が少ないです。
なんとなく答えるのではなく、自分の解答にしっかり理由を持って解答する癖をつけましょう。
解答に理由をつけることで、類題や応用問題にも対応が出来るようになります。
答え合わせの時も、答えだけを見るのではなく、解答の理由をしっかり確認してください。
長文読解の学習法
教科書等の長文では、和訳できるかが問われてきます。
英単語、熟語の和訳はもちろんのこと、SVOCMなどの構造を理解して、正確に文章を理解できるかどうかが常に問われています。
今まで習った英文法、構文をおさらいしつつ、正確に和訳していきましょう。
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