英語の大学受験対策に「音読」!?得られる5つの効果とは
英語の大学受験対策には「音読」が効果的です。
とはいえ「なんとなく恥ずかしい」「読むだけで効果なんかあるの?」と思う人もいるかもしれません。
しかし実際、正しい方法で英文を音読すれば、さまざまな効果が得られます。
もちろん、成績アップも期待できるでしょう。
そこでこの記事では、英語の大学受験対策に音読が効果的な理由と音読方法を紹介します。
大学受験において、英語は文系・理系ともに必要な科目です。
音読の効果に半信半疑な方も、ぜひ最後まで読んで、実際に試してみましょう。
英語の大学受験対策に音読をして得られる5つの効果
英語の大学受験では、「聞く力」「書く力」が必要で、音読の力は必要ないのではないか、と考えている人もいるでしょう。
音読で得られる効果は、「読む力」だけだと思っていませんか?
音読には、「読む力」以外にも、さまざまな効果が期待できることが分かっています。
どのようなことに効果があるのか、確認してみましょう。
日本語に訳さず内容を理解できるようになる
日本人が、英語が苦手な人が多い理由のひとつに、英語と日本語の語順が異なることが挙げられます。
突然ですが次の文を黙読して、訳してみましょう。
She sleeps whenever her baby sleeps.
これを和訳する場合、Sheの後に「whenever her baby sleeps」を訳してから、Sheにかかるsleepsに返り読みしませんでしたか?
日本語に訳そうとすると、どうしても視線が前後してしまい、読むことに時間がかかります。
しかし、音読ではどうでしょうか?
いちいち前後して読むことはないはずです。
意味を理解しようとする際は、
彼女は/眠る/いつでも/彼女の赤ちゃん/眠る
と、英語の並びのまま意味を理解しようとします。
その分、黙読するよりもスラスラと読めるようになり、英文を理解するまでの時間が大幅に短縮されます。
さらに慣れてくれば、わざわざ日本語に訳すことなく、英語を英語のままで理解できるようになるでしょう。
英語の4技能が身につく
近年、学校の英語教育で重視されているのが英語の4技能である「読む」「書く」「話す」「聞く」の力。
これら4技能を効率よくスキルアップできるのが「音読」です。
「読む」「話す」力はともかく、なぜ「書く」「聞く」力まで養われるのでしょうか?
ひとつずつその理由をご説明します。
読む力
英語が苦手な人は、英語の「音」と「スペル(文字)」「意味」の3つが、紐づいていないことがあります。
スペルと意味がつながっていないため、ただ何となく目で文字を追うだけになってしまうのです。
さらに、音を聞いても、右から左に流れていくだけで、意味が理解できません。
紹介したように、音読することで「音」「スペル」「意味」が紐づけられ、英単語を、並んでいる順番どおりに理解できるようになります。
書く力
音読をすると、文法や意味の塊ごとに英語を理解できるようになります。
日本語を英語に訳す際に、そのフレーズがスムーズに出てくるようになり、書く力も自然と養われるのです。
英作文を書く際にも、考え込むことなく取り組めるようになるでしょう。
話す力
後ほど正しい音読の方法をご紹介しますが、音読は、お手本を聞くことから始めます。
それをまねて音読することで、話す力が養われるのです。
日本語にも抑揚があるように、英語にも抑揚があります。
音読により、その力を養うことで、相手に伝わりやすい英語を話せるようになります。
聞く力
音読は、自分の発音を常に耳で聞いています。
話す力が養われ、発音も上達することで、聞く力も同時に養うことが可能です。
大学入学共通テストでは、リスニングのテストが実施されます。
さらに、私立大学や国公立大の2次試験でリスニングが出る学校もあるでしょう。
その際にも、焦らず落ち着いて聞けるようになります。
大学受験対策に英語の音読をする方法
ここからは、具体的に大学受験対策で英語の音読をする方法を順番に紹介します。
用意する英文は、正しい発音を身につけるために、必ず音声付きのものにしましょう。
また「読む」ことだけを目的にせず、内容や文法・単語を読みながら理解することも忘れないようにしてください。
一つひとつの手順にしっかりと取り組むことで、確実に力がつきます。
ぜひ、頑張って取り組んでみましょう。
英文の意味を理解する
音読を始める前に、必ずその文章の意味を知っておきましょう。
理由は、文章の内容を思い浮かべながら音読することで、より効果が出やすくなるためです。
単語の意味や文法も調べ、理解しておきましょう。
英文の音声を聞く
次に、正しい発音を身につけるために、音声を聞きます。
さらに、聞きながら後について真似てみましょう。
発音が身につくだけでなく、英語のスピードに慣れることもできます。
意味を考えながら音読することを忘れずに行いましょう。
英文を繰り返し音読する
音声を聞いた後は実践です。
聞いた音声を参考にしながら、誰かに伝えるように音読していきます。
この際も、意味を意識しながら音読しましょう。
もしも、音読と意味を理解することの同時進行が難しい場合は、その英文レベルが高いかもしれません。
1文1文がもう少し短いものや、難しい文法を使っていない英文で再度挑戦してみましょう。
自分の音声を録音しチェックする
スピーディーに問題なく読めるようになったら、最後に一度、自分の音声を録音してみるとよいでしょう。
自分自身ではしっかり発音できていると思っても、音声を聞いてみるとイメージと異なる場合があります。
自分の声を聞くことで、客観的に英語らしいイントネーションやアクセントができているか判断でき、正しい発音が身につくためおすすめです。
まとめ
問題集を解くだけでは、話す力や聞く力は養えません。
英語の大学受験対策には、さまざまな効果が得られる「音読」がおすすめです。
せっかく音読するのであれば、最大限の効果が得られるよう、ご紹介した方法で行ってみてください。
しかし、大学受験対策は、英語の音読だけに集中するわけにはいきません。
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