大学受験は本命プラスすべり止めを何校受ける?併願校の決め方は?
大学受験をする際、頭を悩ませるのが「併願校を何校受けるか」「どの大学を併願で受けるか」です。
もちろん、多くの大学を受験できれば合格できる可能性も増えますが、さまざまな点で負担も増えてしまいます。
ただでさえ受験勉強で大変なときに、できるだけ悩みは増やしたくないものですよね。
そこでこの記事では、大学受験で何校受けるのがよいか、また併願校の選び方などについて紹介します。
「大学受験は、何校か受けないとダメ?」
「どの大学を併願校にすればよいか分からない」
と悩んでいる方は、ぜひ参考にしてください。
大学受験は何校受けることができる?
大学受験では、最大で何校受けることができるのでしょうか?
国公立大学と私立大学は、受験の日程がやや異なります。
それぞれ受験できる数を確認しておきましょう。
国公立大学の場合
国公立大学の場合、大学入学共通テストが1月中旬ごろ(令和5年は1月14日(土)・15日(日))に行われます。その後の各校の2次試験が以下の日程で行われます。
【国公立大学2次試験日程】
- 前期日程:2月下旬
- 中期日程:3月中旬(公立大学のみ)
- 後期日程:3月下旬
国立大学は、前期・後期の2回試験があり、それぞれ1校ずつ受験が可能です。
公立大学は前期・後期に加え中期があるため、3回のチャンスがあります。
私立大学の場合
私立大学は、主に2月から3月にかけて試験が行われます。
試験日は大学によって異なり、日程さえ重ならなければ、何校でも受験が可能です。
遠方の大学は移動が大変ですが、最近は地方でも大学受験できる大学も増えています。
そのような大学であれば、移動に時間がかからないため、受験する数を増やすことも可能です。
大学受験は何校受けるのがよいか
では実際大学受験は何校受けるのがよいでしょうか?
おすすめは、志望校1校、それより偏差値がやや下の併願校を2校・滑り止めを2校の合計5校程度。
併願・滑り止めは1校程度増減してもよいでしょう。
合計で4~6校がおすすめです。
志望校1本に絞る考え方ももちろんあります。
しかしその場合も、できれば志望校受験の前にもう1校受験し、試験会場の空気に慣れておくことをおすすめします。
試験会場では、想像以上に緊張するもの。
志望校1校だけしか受験しないとなると、絶対に失敗できないプレッシャーもかかります。
志望校合格のためのおまもりとして、もう1校受験するとよいでしょう。
10校近く受験する方もいますが、受験校数を増やすと、さまざまな負担が大きくなる可能性もあります。
何校受けるかで負担が大きく変わる大学受験
大学受験は、受験校を増やせば増やすほど、さまざまな負担が増加します。
本来は、志望校の勉強だけに集中したい時期に、負担が増えるのは考えもの。
どのような負担がかかるのか、知ったうえで受験校を選びましょう。
各校ごとの受験対策が必要
受験する大学を増やせば、その分受験対策を行わなければならない大学数が増えます。
入試間近は、過去問に取り組む時期ですが、受験校が増えればやらなければならない過去問も増えます。
もしも志望校と異なる科目があれば、そちらの勉強もしなければなりません。
スケジュールの管理が大変
また大学受験では、試験日だけでなく出願日や合格発表の日、入学金の納付期限などのスケジュールを管理しなければなりません。
せっかく合格しても、入学金の納付を忘れてしまえば入学はできません。
受験校が増えれば、その分負担はぐっと増えてしまいます。
親にかかる受験費用が膨大
受験校を増やすことで、受験費用も増えてしまいます。
一般的に、国公立大学2次試験の受験料が1万7,000円、私立大学は医学部などを除き3万円~3万5,000円程度です。
しかし、受験にかかる費用はそれだけではありません。
遠方であれば宿泊費・交通費もかかりますし、ほかの大学の結果を待つ間、入学金を支払っておかなければならないこともあります。
親への負担を考えると、あまり多くは受験しにくいと感じる人もいるでしょう。
大学受験の併願校の決め方
負担を増やさないためにも、本当に必要な大学を併願校として選ぶ必要があります。
併願校を選ぶ際には、次の4点に注目して選びましょう。
入試科目・出題傾向が本命校と似ている
学校ごとに受験対策をしなければならないことを考えると、できる限り志望校に近い入試科目・出題傾向の学校を選んだ方がよいでしょう。
貴重な時間を複数の科目に分散させるよりも、同じ受験科目の方が効率的です。
浪人する可能性を考える
あまり考えたくないことですが、万が一受からなかった場合、浪人できるのかどうかも家族で話し合ってみましょう。
人してでも志望校合格を目指すのか、浪人はできないから少しレベルを下げてでも大学入学を目指すのか浪で、受験する大学も変わってくるでしょう。
学びたい学問のある大学・学部を選ぶ≺/h3>
これが最も重要なことですが、必ず興味のあることを学べる学部を選びましょう。
滑り止めだからといって、どんな学校でもよいわけではありません。
そこまで興味がなくても、「ただ何となく」「就職で役立ちそう」といった理由で選ぶと、途中で勉強が苦痛になってしまう可能性があります。
まとめ
私立大学であれば、スケジュールが被らない限り何校でも受験できます。
しかし、スケジュールの管理が大変なことや費用がかかること、各校ごとに受験対策をしなければならないなど、受験する大学を増やせばそれだけ負担も大きくなります。
何校受験するとしても、悔いの残らない大学を選びましょう。
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