数学、チャート式を用いた勉強法
チャート式の使い方
https://ways-sch.jp/books/10617
でチャート式のメリットについて説明しました。ここではチャート式を実際にどのように使っていくのが良いかということについて書いていきたいと思います。
チャート式の色とレベル
チャート式と言っても、白チャート、黄チャート、青チャート、赤チャートと4つのレベルがあり、順々に難しくなっていきます。白チャートが一番簡単で赤チャートが一番難しい、といった具合です。今回は白チャート、及び黄チャートの説明を簡単にします。既にチャートを持っている人は自分がやっているチャートのレベル、これからチャート式を買う人は色を確認して下さい。自分の実力や自分の目標と全く合わないものをやっても効率が非常に悪いです。
ちなみに問題集の難易度レベルで言うと
白チャート:教科書の例レベル~センターの簡単な問題
黄チャート:教科書の例題レベル~簡単な入試問題レベル
青チャート:教科書の標準問題レベル~難関入試問題レベル
赤チャート:センターの簡単なレベル~超難関入試問題レベル
と言った感じです。教科書レベルの問題をやりたいのに青チャートや赤チャートをやるのは無謀ですし、バリバリ大学受験用の数学を解けるようになりたいのに白チャートを使っても意味がありません。まずは、自分のレベルや目標に合わせて必要なものを選びましょう。
チャート式の解き方① 全部解く:
チャート式に載っている全ての問題を解くというのが一番実力を上げる方法であることは間違いありません。
何故なら、チャート式自体が「全問題解くこと」を想定して作られているからです。
しかしながら、チャート式の問題量は膨大なので全部解く場合でもある程度解く順番を考えて解くことをおすすめします。
難易度順に解いていく
チャート式は問題ごとに難易度が示されています。難易度は5段階に分かれていますから、難易度1-3のもののみを集中して解いていきましょう。難易度4,5はそれが終わってから解けばいいです。
難易度のレベルは、当然チャート式の色によって異なりますが、自分のレベルに合ったチャート式を使っている場合、高難易度の問題はかなり手こずる、もしくは解けないレベルのはずです。自身がレベルアップするために問題集を解いているのだから、問題集の中の難問が最初から解けるのなら、問題集をやる意味がありません。
逆に言えば、難易度4,5の問題を苦もなくこなせるならば、そのチャート式は自分にとってレベルが低いということになります。もっとレベルの高いチャート式や他の問題集を使いましょう。
また、出来なかった問題をきちんと解き直すことも重要です。一度解説を見て分かった気になっても、大抵の場合時間が経ちその問題に再チャレンジすると解けないものです。メッシのサッカーの詳細な解説を聞いても誰もメッシのようなプレーが出来ないように、難問の解説を受けても難問が解けるようにはなりません。きちんと解き直しを習慣化し、解けなかった問題を解けるようにしましょう。
例題と類題のみ解いていく
当たり前ですが、全ての問題を解く、解けない問題は解き直しして解けるまでやるというのは理想ですが、実際問題として数学に使える時間というものは人により異なります。定期試験・模試・受験まで時間がない、他の科目の方が必要な勉強時間が長いという場合全ての問題を解き、解き直しを含めて完全に問題を溶けるようにする時間を取れない人もいるでしょう。そのような場合、ある程度的を絞って問題を解き、なおかつ実力を付けることを考えなくてはいけません。幸いチャート式は多くの問題パターンが例題で紹介されているため、例題とそのページ内にある類題を解くだけでもかなり実力をつけることが可能です。
その際に注意する点として、例題、類題を解く際に解説が見えないように隠しながらやることが重要です。
チャート式を含む多くの問題集では例題の真下に詳細な解説が書いてあります。解説を見ながら解けるのは当たり前なので紙などで隠しながら例題や類題を解いていきましょう。
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まとめ
チャート式は出版社側が「全問解くこと」を想定して作っているため、全問解けるようになるまでやり続けることが理想です。しかし、時間がない人は例題と類題のみ完璧にするだけでも実力がつきます。
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