落ちこぼれの中高一貫校生は大学受験に失敗する?落ちこぼれる理由と対策を徹底解説
一般的に、中高一貫校では、大学受験で有利になる教育がされています。
大学受験を見据えて、中高一貫校にお子さんを入学させた人もいるでしょう。
しかし、中高一貫校に通いはじめたとたん、落ちこぼれてしまう子もいます。
そのような子は結果として、大学受験を、落ちこぼれ状態で迎えてしまうのです。
そこで今回は、落ちこぼれてしまった中高一貫校生のための大学受験対策について紹介します。
「わが子をいい大学に行かせたい」
という人は、最後まで参照してください。
中高一貫校生が落ちこぼれる理由
なぜ、入学後に落ちこぼれてしまう中高一貫校生がいるのでしょうか
考えられる原因は4つあります。
授業が難しい
中高一貫校の授業は公立校のものに比べてハイスピードなことがあります。
いくつかの中高一貫校には、学校ごとの独自のカリキュラムが存在しているからです。
たとえば、高校2年生までに中学~高校で学習する範囲を終わらせるカリキュラムを組んでいたとします。
6年分の範囲を5年で終わらせる必要があるため、授業のスピードを上げなければならないのです。
そうなると、そのハイスピードな授業についていけなくなる人が現れます。
ついていけない状態が続いた結果、落ちこぼれてしまうのです。
環境が6年間変わらない
公立校に通う子は、中学の卒業が近づくと高校受験を意識する場面があります。
高校受験する場合、受験対策として今までの成績や学習した範囲を振り返ることがあるでしょう。
振り返りのなかで危機感を持ち、勉強に本腰を入れ始める人もいます。
ところが中高一貫校生は、高校受験をする必要がありません。
そのため、公立校生に比べて、今までを振り返る機会が減り、危機感を持ちづらくなるでしょう。
危機感を持たないまま、6年が過ぎてしまうのです。
入学後に休憩している
中高一貫校には入学試験があります。
中学入試には、ただならぬ努力が必要です。
入試対策の際に、友達と遊ぶ時間を削った人もいるでしょう。
しかし、そういった生徒は入学後に、遊べなかった分を取り戻したいという気持ちになる場合があります。
そうなると、勉強よりも遊びを優先させてしまうでしょう。
結果、勉強をさぼって落ちこぼれてしまうのです。
自由な校風
中高一貫校は、それぞれの学校に校風のようなものがあります。
その中には、生徒の自立性を重要視する、いわゆる「自由な校風」を特徴とする学校もあります。
「自由な校風」に影響されると、「勉強」=「自由を制限する縛り」として感じるでしょう。
縛りである勉強から逃れて自由になろうとし、勉強に手を付けなくなるのです。
落ちこぼれ中高一貫校生の大学受験対策
中高一貫校では、一度落ちこぼれてしまうと、なかなか成績を上げるのは困難です。
そのまま受験に挑んでも、目標とする大学への合格は難しいでしょう。
しかし、それは「落ちこぼれ」の状況を放置した場合に限ります。
お子さんが落ちこぼれだと感じた今から、大学受験の対策を始めましょう。
以下では、その方法を紹介していきます。
目標の大学を決める
初めにやるべきなのは、ゴールを決めることです。
お子さんがどのようなことを学びたいか、大学でどんな活動に励みたいかを、話し合ってみましょう。
目標の大学を決めることで、今後の勉強計画の基準を確立できます。
たとえば、目標とした大学でどの科目が必要なのかを知ることで、それらに絞った対策が可能になります。
また、勉強のモチベーションアップにもつながるでしょう。
「○○大学合格」という目標によって、お子さんの中に勉強する理由ができます。
なお、大学が多すぎて、目標を決めるのが難しい場合もあるかもしれません。
その場合は、人気の大学から選んでみるのも手です。
以下の記事で、人気大学の特徴を紹介しているので、お子さんのやりたいことができる大学を探してみましょう。
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定期テストの対策をする
大学受験の対策を始めるからと言って、いきなり大学入試の問題を解かせる必要はありません。
おすすめなのは、直近の定期テストの点数を上げることを目標として立てることです。
定期テストの点数アップの目標は、短期間で達成することができます。
これにより、「目標を達成する」ことの楽しさ、すなわち達成感をお子さんに感じてもらうことが可能です。
達成感を得るため、先に設定した長期目標にも取り組むようになるでしょう。
また、定期テストでは、学校の授業の基礎的な部分が問われています。
そのため、定期テスト対策には基礎の学習が重要です。
大学受験にも基礎は必要であるため、定期テスト対策を通して基礎を定着させましょう。
受験用の問題を解く
受験科目の基礎をどの範囲も固められたら、次は受験用の問題を解かせてみましょう。
受験用の問題は、市販の参考書や、大学の過去問などに収録されています。
特定の分野や範囲のみが出題される定期テストとは異なり、大学受験用の問題は中高6年間のすべての範囲が出題範囲です。
定期テストよりも出題範囲が広く、難易度も上がるため、最初は間違えてしまうかもしれません。
しかし、誤答を気にするのではなく、その復習に力を入れてください。
解けるようになるまで、何度も解きなおしましょう。
なお、大学の過去問は、最初は志望校より偏差値がワンランク下の大学のものを解かせてあげるのがおすすめです。
はじめに志望校より難易度の低い問題を解くことで、だんだんと受験用の問題に慣れさせていきましょう。
塾に通う
定期テスト対策や受験用の問題を解いていると、どうしてもわからない問題に遭遇する場合があります。
中高一貫校生はテストでも難易度の高い問題がありますから、保護者の方でも答えるのが困難でしょう。
かといって先生に聞こうにも、学校に通っているときにしか聞くことができません。
そういった場合は、家の近くの塾に通わせることも考えてみましょう。
とくに最近では、中高一貫校生を専門とした塾もあります。
中高一貫校に精通した講師が在籍しているため、難しい問題を学校に行っていないときでも聞くことができるのです。
また、「大学受験対策をしたいけど今は落ちこぼれ…」という人は、個別指導塾がおすすめです。
個別指導塾では、生徒一人ひとりの現状に合わせて指導が行われます。
そのため、現在の学力がどのようなレベルであっても、適切な受験対策が可能なのです。
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まとめ
中高一貫校は大学受験に有利な一方、一度つまづくと落ちこぼれになってしまうリスクもあります。
しかし、正しい対処を行えば、落ちこぼれてしまっても大学受験対策は可能です。
今回紹介した方法で、お子さんと難関大合格を勝ち取りましょう。
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