中高一貫校でも中3の過ごし方が重要!受験対策の代わりにやるべきこと
高校受験がない中高一貫校の中3は、公立校生と比べのんびりしがちです。
受験がないからと普段通りの生活をしているお子さんを見て、危機感を抱いている方もいらっしゃるのではないでしょうか?
実は、この1年間の過ごし方次第では、高校の3年間が非常に楽になります。
そこで今回は、なぜ中3の1年間が大切なのか、高校からのスタートダッシュを成功させるための中3の過ごし方についてご紹介します。
「中高一貫校に入ったけど、中学最後の1年間をこれまで通りに過ごして大丈夫?」
「高校受験がないからと、だらだら過ごす子どもが心配」
など、中高一貫校生のお子さんに不安を感じている方は必見です。
受験のない中高一貫校で中3が大切なのはなぜ?
なぜ中高一貫校生が、高校受験もないのに中3が重要なのかというと、この1年でさまざまなことが始まるからです。
<中高一貫校の中3で始まること>
- 高校の学習範囲の勉強が始まる
- 大学受験対策を始める生徒がいる
- 系列大学への内部進学や指定校推薦の準備が始まる
なぜこれらのことが始まる中3が大切な時期なのか、ひとつずつ詳しく見ていきましょう。
高校の学習範囲の勉強が始まる
スピードの速い授業をする中高一貫校では、中3になると高校の授業が始まります。
ただそれだけのこと、と思ってはいけません。
高校の内容は中学に比べ、はるかに難易度が高くなります。
これまであまり学習に力を入れてこなかった場合、学習量が圧倒的に不足し、ついていけなくなる可能性があります。
一度分からなくなると、挽回に時間のかかる数学や英語は、とくに力を入れて学習する必要があるでしょう。
大学受験対策を始める生徒がいる
高校の勉強が始まる中3の段階で、大学受験の学習を始めるお子さんが増え始めます。
前述のように中3で高校の学習が始まるため、中高一貫校生なら先取りで大学受験対策が可能です。
大学受験対策を始めるお子さんは、当然学校の授業よりも難易度の高い学習をするため成績がぐんぐん伸びていきます。
大学受験対策を始めていないだけでなく、学習量も少ないお子さんは、難しくなる授業にもついていけなくなり、定期テストの順位も落ちてしまいます。
系列大学への内部進学・指定校推薦の準備が始まる
系列大学への内部進学や指定校推薦では、高校の定期テストの順位が関わってきます。
高校から頑張ったとしても、中3で始まった学習をしっかり理解できていなければ、最初のテストからよい成績をとることはできません。
これらの大学受験に向けた対策を、すべてのお子さんが始めなければならないわけではありません。
しかし、対策を始めたお子さんと始めていないお子さんとでは、学習量や成績に開きがでます。
中3で落としてしまった順位を上げるのは、至難のわざです。
中3は、高校の成績の下地を作る期間。
そう思って、頑張る必要があります。
貴重な中高一貫校の「中3」を後悔しないための過ごし方
では中学最後の1年間を、後悔しないように過ごすためには、どういったことに気をつければよいでしょうか?
ここでは例として5つご紹介します。
お子さんの学習意欲や現状の成績などを考慮し、よい方法を探してあげましょう。
生活にメリハリをつける
メリハリのある生活を心がけることも、大切なポイントです。
春・夏・冬とある長期休みは、とくに注意したい時期。
時間があるからとだらだら過ごすのはもったいないため、何かしら目的をもって過ごすようにしましょう。
学校や部活によっては、中3で一旦部活動が引退となる場合があります。
できた時間をどのように過ごすかも考えましょう。
周りに同じように学習している人がいる環境の方がモチベーションを保ちやすい場合は、学校や図書館で学習するなど工夫して学習するとよいでしょう。
目標を決める
目標を決めるのも、学習意欲を保つことに役立ちます。
どこの大学に行きたいといった、中高一貫校にいる間の最終目標を決めるのもよいですが、よりモチベーションを保てるようにするなら、短期目標を決めるのもおすすめです。
「次の定期テストでは数学の点を前より10点UPさせる」「学年順位を20番ほどあげる」など近い目標を立てると、だらだら時間を過ごすことなく、逆算して何ができるか考えやすくなります。
模試を受ける
現状を把握するために、模試を受けてみるのもひとつの方法です。
規模の大きい塾や通信教育などではさまざまな模試を実施しています。
入塾していなくても受けられる模試も多く、力だめしに一度受けてみるとよいでしょう。
模試の中には、中高一貫校生向けのものもあります。
高校受験がなく、全国レベルで比較することの少ない中高一貫校生にとっては、よい経験になるはずです。
模試の成績によっては、「もっと頑張ろう」といったモチベーションUPにもつながります。
弱点を克服する
難易度の高い授業に対応するために、これまでの学習の中で弱点を克服するのもおすすめです。
一度つまずいてしまうと、誰でもモチベーションが下がってしまうもの。
結果、その先を学習することもできず、成績が下がってしまいます。
少しでも苦手と感じた箇所があれば、放置せず先生に質問するなどして理解し、基礎・応用と順に問題を多くこなしていきましょう。
塾へ行く
模試を受けるだけでなく、塾へ行くのもよいでしょう。
塾を選ぶ際は、現状の成績や目的を考慮して選ぶことで、お子さんの学力が効率的に上がります。
学校の成績がすでに上位で行きたい大学もある程度絞られているのであれば、大学受験対策ができる「予備校」や「進学塾」、もう少し基礎を定着させたい・定期テストの成績を上げたいといった場合は、「補習塾」がおすすめです。
まとめ
高校受験がないからと、中3をのんびり過ごしていては、中高一貫校では遅れを取ってしまいます。
大学受験対策や系列大学・指定校推薦の対策を始めないまでも、学習内容が難易度を増す分、自主学習にも力を入れるようにしましょう。
お子さんが、特別危機感を抱いていないようであれば、目標を一緒に決めるなど、やる気が出るような声掛けをしてあげてください。
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