中高一貫校の「宿題多すぎ問題」を解決!前向きに取り組むための6か条
多くの中高一貫校生が入学後、最初に当たる壁が「大量の宿題」です。
中高一貫校では、一般の公立校と比べ、非常に多くの宿題を出します。
しかも、学校の授業はレベルが高いため、授業だけでは理解できないというお子さんも少なくありません。
「あまりの多さに、期限内に提出できない」
「内容を理解していないから、問題が解けない」
このような悩みを抱えるお子さんもいるでしょう。
そこでこの記事では、宿題ができない中高一貫校生に足りないもの・宿題をこなせるようになるための方法をご紹介します。
中高一貫校に通うお子さんが、宿題に悩まされているという方は、ぜひ参考にしてください。
中高一貫校で宿題が多い理由
中高一貫校で宿題が多く出されることには、理由があります。
多くの中高一貫校は、難関大学や有名私立大学の合格者数を増やすことがひとつの目的です。
多くの生徒が進学できるよう、授業の難易度は一般の公立校と比べて、高く設定されています。
また、高校3年生の1年間を大学受験対策のための時間とするために、高校2年ですべてのカリキュラムを終える学校もあります。
ハイレベルな授業が速いスピードで進められるため、授業内で設問を解いたり、分からない生徒のために時間を割いたりはできません。
そのため、宿題を大量に出して、自宅で定着させるのです。
宿題を終えられない中高一貫校生に必要なものとは?
宿題が終わらない原因のひとつとして、授業をしっかり理解できていないことが挙げられます。
理解できていれば、「できる→勉強が楽しい」の好循環が生まれ、理解できなければ、その科目に対し苦手意識が生まれやすくなります。
とくに、英語や数学のように積み上げの科目は、新しく学ぶ部分も理解できない悪循環となる可能性もあるでしょう。
とはいえ中高一貫校へは、ほとんどの生徒が中学受験で入学しており、その時点で学力にそこまでの差はないはずです。
では、何が原因でこのようなことが起きてしまうのでしょうか?
宿題ができない中高一貫校生には、2つのことが足りていません。
その2つをご紹介します。
学習の理解度
宿題が多すぎて、時間が足りないというお子さんの中で多いのが、自宅ではなかなか集中して学習できないというものです。
ゲームやインターネット・SNSなど、大人でも自分の意志ですべてを遮断して、集中的に何かをするのは困難です。
ましてや中学・高校生のお子さんなら、なおのこと難しいでしょう。
親から「勉強しなさい」と言われたとしても、思春期のお子さんのことですから、益々やる気をなくしてしまうおそれがあります。
しかし、同じ1時間でも、集中した場合とそうでない場合は、学習の理解度(成果)に大きな違いが出てしまいます。
効率的な学習
中学受験では、ほとんどのお子さんが塾へ通い、ご自宅でも家族のどなたかが学習の手助けをしてあげていたのではないでしょうか?
しかし、中高一貫校に入学すると、そのように学習の手助けをしてくれる人はいなくなります。
入学と同時に、学習方法を誰からも教えられず、自分一人で学習しなければならなくなるのです。
自分に合った学習方法が見つけられればよいものの、見つけられない場合はどんなに頑張っても、思うように学力は上がりません。
宿題をこなせる中高一貫校生がしていること
では、しっかりと宿題をこなしている中高一貫校生は、これらの問題をどのように解決しているのでしょうか?
普段から、宿題をこなせる中高一貫校生がしていることをご紹介します。
学校の授業に集中して取り組む
宿題をこなせているお子さんは、学校の授業を集中して受けています。
当然のことのように感じますが、ただ座って黒板を写しているだけなお子さんもいるのではないでしょうか?
宿題は授業の復習です。
授業自体の難易度が高い中高一貫校では、少しの聞き漏らしが致命傷になることもあります。
まずは、授業の内容を「理解」することから始めなければなりません。
予習・復習を欠かさない
授業に集中して取り組み、理解するためには、予習が欠かせません。
英語なら教科書を訳して新しい単語を書き出す、数学なら教科書を読んで問題を解いてみるなど、宿題ができるお子さんは予習したうえで授業を受けています。
その方が、理解度が高まるためです。
さらに復習で、授業の内容が定着します。
宿題だけで手いっぱいなら、せめて次の日に学ぶ予定の教科書に目を通すことから始めてみましょう。
授業を理解できるようになれば、少しずつ、予習・復習にかける時間も増えていきます。
学習環境を整える
宿題をこなせるお子さんは、自宅以外にも学習しやすい環境で勉強しています。
周囲に同じように頑張っている人を見ると、自分もやる気が出てくるものです。
自宅ではなかなか集中できない場合でも、ほかに気を引くものがない塾や学校の自習室・図書館などで学習すると、集中して学習できる場合があります。
自宅でだらだらと時間をかけるよりも、別の場所でオンとオフを切り替えながら学習することで、短時間でも効率的に学習でき、おどろくほど学力も向上していきます。
勉強方法を見直す
宿題をしっかりこなしている成績上位の生徒は、自分に合った学習法を確立し、効率のよい学習ができています。
テストの点が上がらない・単語が覚えられないなど学習しても成果が出ない場合は、いっそのこと学習方法を変えてみるのもひとつの手段です。
たとえば、重要な箇所を覚えるためアンダーラインを引く勉強法を採っていた場合についてです。
この勉強法においては、引くだけで満足している・アンダーラインが多すぎると、成果が出なくなる傾向にあります。
単語の暗記も、ただアルファベットを書き写しているだけで頭に入っていないかもしれません。
いろいろと試行錯誤しながら、一番合う学習方法を見つけ出しましょう。
宿題を見てくれる塾に通う
塾で宿題をしているお子さんもいます。
予備校のように講義形式で行う場合は難しいですが、個別指導塾で宿題も見てもらえる塾や、自習室を自由に使える塾であれば、分からない部分を教えてもらいながら宿題をこなせるでしょう。
自宅で宿題をしていても、分からない部分が出てしまうと、学習がそこでストップしてしまいます。
塾なら、分からない部分をそのままにせず、宿題をこなしながら理解できます。
さらに似たような問題を数多く解くことで、定着もできるでしょう。
まとめ
中高一貫校は宿題の量が多く、期限までにすべてを終えられないお子さんも少なくありません。
しかし、もともと同じ受験を突破して入学したお子さんには、ある程度の学力が備わっています。
環境が整い自分にあった学習方法ができていれば、宿題もこなせるようになり、学力も上がるはずです。
とはいえ、思春期で親が助言をしてもなかなか聞いてもらえない…と頭を悩ませている方も、いらっしゃるのではないでしょうか?
「中高一貫校専門個別指導塾WAYS」では、お子さんそれぞれに合った学習方法を提案し、効率的な学力アップに貢献します。
もちろん、学校の宿題も理解できるまで塾内でサポートします。
塾からの宿題は一切ありません。
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