【中高一貫校】日本大学櫻丘高等学校の内部進学の基準・対策を徹底解説

秀彦太田

2025年05月29日

学校紹介

青山学院大学の校舎
日本大学櫻丘高等学校は東京都世田谷区にある、私立共学校です。
最新設備の新校舎のほか、日本大学文理学部に隣接する好立地であることから、図書館をはじめとする大学の施設が利用できるのも魅力です。
恵まれた環境の日本大学櫻丘高等学校ですが、大学進学に関してはどのような状況なのでしょうか。

このページの目次

1 日本大学櫻丘高等学校の内部進学について
2 日本大学櫻丘高等学校の内部進学制度
- 2.1 内部進学の基準
- 2.2 他大学への受験
3 日本大学櫻丘高等学校の内部進学対策

日本大学櫻丘高等学校の内部進学について

系列大学

系列大学は日本大学です。
国内最大級の大学として知られる日本大学には、全国に多数の附属高校を擁しています。
その中でも日本大学櫻丘高等学校は、1950年に日本大学文理学部の付属校として設立されました。

内部進学できる学部

日本大学のすべての学部に内部進学が可能です。
ただし、学部・学科によって競争率が異なります。
志望する学部や学科の偏差値などを調べて、志望学部選びの参考にしましょう。

内部進学率

内部進学率は高めで、だいたいどの年も70％以上となっています。

2022年卒業生の進路実績をみると、卒業生467名のうち日本大学に進学した生徒数は368名でした。
学部別に見ると、法学部と文理学部がそれぞれ各71名と最も多く進学しています。
その他だと、経済学部に59名、理工学部に41名、生物資源科学部に40名、商学部に39名が内部進学しています。
規模の大きな日本大学の強みを生かし、希望の進路に合わせた学部が選びやすいのも日本大学櫻丘高等学校の特徴といえるでしょう。

日本大学櫻丘高等学校の内部進学制度

内部進学の基準

内部進学の選抜では、主に「日本大学基礎学力到達度テスト」の成績結果をもとに、セレクション方式の評価が行われます。
「日本大学基礎学力到達度テスト」は、国内にあるすべての附属高校で実施される、推薦入学のための試験です。
高1と高2で各1回、高3で2回実施され、内部進学の評価対象となるのが高2と高3の試験結果と言われています。

テストの結果は、偏差値を算出した「標準化得点」として評価されます。
標準化得点が内部進学希望者全体の80％以内であれば、推薦入試が受けられます。
成績結果によって希望学部や学科の変更が求められる場合もあるので注意しましょう。

また、内部進学するための方法は他にも「特別選抜方式」と、そして国公立と併願する生徒が対象の「国公立併願方式」が用意されています。

他大学への受験

2022年度の卒業生の進路実績では、進学者数467名のうち、92名が他大学へ進学しています。
進学先は、国公立大学に5名、早慶上理に8名、GMARCHに63名をはじめ、さまざまな大学に進学しています。

日本大学櫻丘高等学校の内部進学対策

学校の定期テスト対策

日本大学櫻丘高等学校の定期テストは、中間・期末ではなく、第1回～第5回の「定期考査」と呼ばれています。
1回ごとの試験を単体ではなく、1年という長いスパンを通じて成績を評価し、適切な指導を行うことを目的としているからです。

しかし、内容としては一般的な高等学校の中間テストや期末テストと変わりません。
各学科、授業で習った内容が出題されるので、授業の内容をしっかりと理解することが大切です。
英語は長文読解問題が頻出なので、対策は万全にしておきたいですね。
数学は教科書からの出題が多いので、教科書で分からないところは、参考書を読んだり先生に質問したりして、疑問点を1つ1つ潰していきましょう。

学校独自の試験や外部の模試対策

定期テスト以外では、上述した日大の内部進学の評価基準となる「日本大学基礎学力到達度テスト」が行われます。
この他、高1時から小論文テストや実力テスト、英語検定のGTECが実施されています。

外部の模試対策としては高1から進研模試を実施するほか、河合塾の模試、駿台・ベネッセ記述模試などを受験することができます。
模試を通じて全国の受験生がライバルであることを自覚して勉強意欲を高めつつ、自分の実力を伸ばすことができるよう学校側が指導をしてくれます。
また、高校3年の1学期には日大チャレンジ模試も実施され内部進学者をサポートしています。