【中高一貫校】跡見学園中学校・高等学校の内部進学の基準・対策を徹底解説

秀彦太田

2025年05月29日

学校紹介

中学校の校舎
跡見学園中学校・高等学校は、中高一貫校の女子校です。
高い教養を身につけたしなやかで凛とした女性を育てることを目指しています。
進路指導にも力を入れており、生徒一人ひとりの希望に寄り添ってくれるでしょう。
内部進学のみならず外部進学にも力をいれており、一般入試だけでなく指定校推薦による進学も可能です。

このページの目次

1 跡見学園中学校・高等学校の内部進学について
2 跡見学園中学校・高等学校の内部進学制度
- 2.1 内部進学の基準
- 2.2 他大学への受験
3 跡見学園中学校・高等学校の内部進学対策

跡見学園中学校・高等学校の内部進学について

系列大学

跡見学園中学校・高等学校の系列大学は、文京区と埼玉県新座市にキャンパスを持つ跡見学園女子大学です。
大学には、文学部、マネジメント学部、観光コミュニティ学部、心理学部の4学部があります。
就職活動に力をいれており、2022年はどの学部も90%以上の学生が就職しています。
卒業生は、株式会社JALやタカラスタンダード株式会社などに就職しています。

内部進学できる学部

跡見学園高等学校から全学部へ内部進学することが可能です。
学びたい内容や目指している就職先に合わせて文学部、マネジメント学部、観光コミュニティ学部、心理学部の中から希望する所へ進学することができます。
観光コミュニティ学部のコミュニティデザイン学科は、2024年からまちづくり学科に名前が変更されます。

内部進学率

跡見学園高等学校から跡見学園女子大学に内部進学する人数はそれほど多くありません。
2023年の卒業生は、約20%の生徒が跡見学園女子大学に内部進学しています。
内部進学を希望する生徒が少ない理由には、外部大学に進学した方が就職に有利になると先生が指導していることも関係しているでしょう。

跡見学園中学校・高等学校の内部進学制度

内部進学の基準

跡見学園女子大学に内部進学するための基準はそれほど高くはありません。
ただし、無条件に高校3年生の全員が内部進学できる訳ではないので注意が必要です。
跡見学園女子大学優先入学制度を利用するために必要なのは、高校3年間で一定の成績基準を満たすことです。
テストで極端に悪い点数だと内部進学は難しくなりますが、テストの成績以上に素行が重要視されます。
また、授業への出席率や提出物をきちんと出しているかなども重要で、部活動への参加の有無も関わってくるとされています。

他大学への受験

跡見学園中学校・高等学校は他大学への受験、特に推薦に力を入れています。
毎年100校前後の大学から指定校推薦枠をもらっています。
2023年度の入試では、慶應義塾大学や上智大学、東京理科大学などの有名大学から指定校推薦枠をもらいました。
また、進路教育をカリキュラムに組んでおり、在学中に社会で活躍する卒業生の話を聞く機会や、有名大学の担当者から話を聞く講演会の開催などをしています。

跡見学園中学校・高等学校の内部進学対策

学校の定期テスト対策

跡見学園女子大学へ内部進学するためには、高校の定期テストで良い点を取るに越したことはありません。
跡見学園中学校・高等学校の定期テストの難易度は標準的なので、しっかり授業を聞いていれば問題ないでしょう。
高校の定期テストは、教科書から2割、学校で指定されている問題集から8割出題されます。
出題される問題の難易度はそれほど高くありませんが、出題範囲が広いため計画を立てて勉強することが重要です。
テスト直前に徹夜して勉強することがないように、普段から問題集を解き、不明点を解決するようにしましょう。
学校のテストで高得点を取得するコツは、学校で指定されている教材を中心に学習することです。

学校独自の試験や外部の模試対策

指定校推薦枠で有名大学へ入学できるため、一般入試よりも日頃の授業を重要視している傾向が見られます。
一定期間学校で学んだことが身についているか確かめる定期テストとは別に、習熟度を見るための小テストが実施されます。
学校で大学受験のための補講などは実施されていないので、学部の大学を受験したい生徒は独学する必要があります。
進路指導で相談すれば、先生から希望の大学に入学するために対策すべきことを教えてもらえます。
一般入試で進学したい生徒も、高校2年生で学校の内容は終わるので受験勉強に集中できるでしょう。

他大学の入試対策

跡見学園高等学校では、多くの生徒が外部の大学へ進学しますが、特段受験勉強に力を入れているという情報は見当たりませんでした。
学校に頼るよりも自分で入試に必要な科目を選んだり、分からない所を先生に聞くという姿勢が重要です。
外部大学の入学試験に受からなくても内部進学できるという安心感があるので、受験勉強をするための精神的プレッシャーは低いのはメリットといえるでしょう。