工学院大学附属中学校・高等学校は、東京都八王子市にある私立共学校です。
挑戦・想像・貢献をキーワードに、学校を「未来への発信基地」と位置づけ、グローバルな教育を実施しています。
また、2022年度から新たなコース制を採用し、生徒一人ひとりに対応した進路指導を強化したことでも注目されています。
このページの目次
工学院大学附属中学校・高等学校の内部進学について
系列大学
系列大学は工学院大学です。
当大学は135年の歴史があり、明治期から日本の工業技術に貢献する人材を輩出してきました。
新宿キャンパスと八王子キャンパスがあり、八王子キャンパスは、工学院大学附属中学校・高等学校のすぐ隣です。
内部進学できる学部
工学院大学には「先進工学部」、「工学部」、「建築学部」「情報学部」の4つの学部があり、全学部・全学科への内部進学が可能です。
内部進学率
工学院大学への内部進学率は、約28%です。
2023年3月の合格実績では、工学院大学に88名が合格しています。
学部の内訳をみると「先進工学部」が13名、「工学部」が17名、「建築学部」が28名、「情報学部」が30名となっていました。
工学院大学附属中学校・高等学校の内部進学制度
内部進学の基準
工学院大学への内部進学の基準は、公式ウェブサイトには書かれていませんでした。
ただ、内部進学志望者はほとんどが進学できると考えられます。
学部・学科にもよりますが、3年間きちんと授業を受けて平均以上の成績を維持すれば、内部進学は可能でしょう。
他大学への受験
工学院大学附属中学校・高等学校からは、内部進学よりも外部の大学に進学する割合が高くなっています。
外部進学では理系・文系の割合はほぼ半分ずつで、工学院大学の附属校だからといって、理系に偏っているわけではありません。
2023年3月卒業生の実績をみると、国公立大学に8名、早慶上理ICUに13名、GMARCHに43名、医学部に3名、その他の大学に342名が合格しています。
工学院大学附属中学校・高等学校の内部進学対策
学校の定期テスト対策
定期テストの結果は、内部進学はもちろんのこと外部進学の推薦入試においても、重要な評価基準となります。
高1からしっかりと、テスト対策を行いましょう。
テスト勉強は、試験の2週間前から本格的に始めると良いでしょう。
2週間前から1週間前までの期間は、テスト範囲を把握するための勉強を行います。
科目ごとにテスト範囲を確認し、先生が重点的に説明をした所や暗記するべき公式などを覚えてください。
1週間前を切ったら自分の理解できていなかった部分や問題集で間違えてしまったものを中心に、詰めていく作業に入ります。
学校独自の試験や外部の模試対策
定期テスト以外では、希望者を対象に英語検定、数学検定、漢字検定が行われています。
また、国際的な英語習得スコアである「ケンブリッジ英語検定」も実施されています。
模試対策としては、全統模試、全統共通テスト模試が実施され、それらの結果に基づいて進路指導が行われています。
他大学の入試対策
高校から、受験勉強と学校生活を両立させたい学生向けの「文理コース」、難関大学を目指す「先進文理コース」、英語・グローバル教育を行う「インターナショナルコース」の3つのコースが設けられています。
難関大学を目指す「先進文理コース」では、さらに高2から「スーパーサイエンスクラス」と「理系クラス」、そして「文系クラス」にクラス分けが行われ、志望進路に合わせた受験向けの授業が行われています。
また、インターナショナルコースでは国内だけでなく、海外の大学進学に向けた進路指導にも力をいれています。
推薦制度によって海外20の大学への出願ができ、国内大学と海外大学との併願も可能です。
全生徒に向けた入試対策として、スタディアプリを活用した自習支援、生徒のニーズに合わせたゼミの開催などが行われています。
「F1ゼミ」と名付けられた講習は、大学受験対策から授業のサポートまで幅広い内容を取り上げることから人気です。
また、プロ講師が指導する「K1ゼミ」は有料で、これは高1から参加できます。
夏期講習も充実しており、さまざまな講座がそろっているので自分の学力や目標に合わせて受講できます。
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