問題集を選ぶ上で重要なポイントは?
いきなりではございますが、私が高校一年生に入って最初に買った問題集は「赤チャート」でした。
ご存知の方も多いと思われますが、数研出版の出している「チャート式」シリーズの中で最難関のレベルを要求される問題集でございます。
一応申し上げますと、私、決して数学が不得意な人間であった、ですとか、そういったものでは無いのですが、
どう考えても「赤チャート」に取り組めるほど、数学が大好きで得意な人間では無かったのです。
簡単に言いますと、私は自分のレベルとは全く異なった問題集を買ってしまったのです。
当時の私の考えはこうでした。
「赤チャート」は難易度が頂点であるから、これをやれば簡単な問題も含めてすべて網羅できる。
この考えですと、青チャートや黄色、白チャートがある意味がありませんね。
それでは実際意味がないものかというと、全然そういう訳ではないんです。
自分のレベルに合った問題が沢山出題されている問題集で、トレーニングしていったほうが良いに決まっています。
今回は、自分のレベルに見合った問題集を選び出す方法と、その取り組み方をご説明いたします。
レベルに合った問題集を選ぶには
自分のレベルに合った問題集、と言われても、どれがいいのか良くわからない、というのが正直な意見であると思います。
そういった場合は、単純に偏差値でスライドさせて考えると良いです。通っている学校の偏差値でもよいと思います。
一つだけ注意していただきたいのは、大学で選んではいけません。
「私東京大学目指しているから、数学偏差値50くらいしかないけど、「東大合格レベル」ってなっている奴買おう。」
この思考回路は危険です。
決して東京大学目指すのをやめろって訳ではないんですけれども、少し落ち着いてみてください。
偏差値50ない人が、東大合格レベルの問題集をやっても、効果を発揮せずに終わります。
まずは偏差値50レベルの問題集を取り組んで、その問題集がコンスタントに解けるようになってから初めて、次のステップに行ってみてください。
難関大学を目指していると、どうしてもその大学の名前が付された問題集を買いたくなってしまいがちですが、その問題集をやらなければその大学に受からない、という訳ではありません。
自分の偏差値だけを基準に考えてみてください。
ただ、例えばチャート式などですと、段階別に色分けされてこそいますが、「偏差値いくつの人はこの色を~」というような見出しがありませんので、
その際はネットで検索などしていただければいくらでも情報が出てきますので、そちらを参考にしていただければ、と思います。
問題集に取り組むにあたって
問題集を取り組む際に、なによりも大切なのは「途中でやめない」ことです。
先程の問題集の選び方で選びましたら、自分にピッタリな問題集を買ってきていることと思いますので、しっかり最後まで続けてください。
「ん、何だかこの問題集、私に合ってないかも。」と思い、途中でやめて、また新しい問題集を買って…。
問題集が家に溢れかえっているような状況になってしまいます。
問題集を「合ってない」といって辞めるのは、「勉強したくない」という願望を「合ってない」という言葉に変えているだけです。
その考えにはまってしまうと、どの問題集も2,3ページだけやって次の問題集へ、となってしまう危険性があります。
問題集を買った直後って、中々テンションが高揚しますが、いざやるとなると、その作業の地味さに辞めたくなってしまうんですよね。
そこを踏ん張るのが勉強の大切さでもあります。
やはり勉強というものは、コツコツ毎日続けていった人が勝ちます。地味に取り組み、できれば2周以上は解き直し、次のレベルの問題集へとステップアップしていってください。
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