【中高一貫校】中央大学杉並高等学校の内部進学の基準・対策を徹底解説

秀彦太田

2025年05月29日

学校紹介

中央大学杉並高等学校は「真善美」を建学の精神とし、中央大学との一貫教育を行っているのが特徴です。
受験勉強一辺倒ではなく、高等学校から大学へ、そして大学卒業後の長い人生を見据えた人材育成を目指しており、将来の進路をじっくりと考えることができる学校です。

このページの目次

1 中央大学杉並高等学校の内部進学について
2 中央大学杉並高等学校の内部進学制度
- 2.1 内部進学の基準
- 2.2 他大学への受験
3 中央大学杉並高等学校の内部進学対策

中央大学杉並高等学校の内部進学について

系列大学

系列大学は中央大学です。
30年以上の歴史を持つ法学部をはじめとする8学部26学科がある総合大学となっています。
中央大学杉並高等学校は中央大学の付属校として大学と連携した一貫教育を提供しており、多くの生徒が進学先に中央大学を選んでいます。

内部進学できる学部

中央大学は法学部をはじめ経済学部や商学部など、8学部から構成されています。
そして、これら8学部すべてに内部進学が可能です。

内部進学率

中央大学へ進学する生徒は毎年90％以上で、高い内部進学率を誇ります。
2022年度卒業生の進学者数は286名で、全体の92％でした。
学部別の進学者数をみると、法学部が最も多く84名となっています。
次いで、商学部が55名、経済学部が48名でした。
他には、理工学部が38名、文学部が27名、総合政策学部が20名となっています。

中央大学杉並高等学校の内部進学制度

内部進学の基準

内部進学の基準は公表されていません。
しかし、毎年内部進学率は90％以上となっていることからも、それほど厳しい基準は設けられていないと考えられます。

ただし、希望の学部や学科への内部推薦を獲得するためには、好成績を残さなければいけません。
基本的に、内部進学は3年間の成績を総合評価し、上位成績者から志望学部に進めるからです。
法学部などの偏差値の高い学部・学科を志望するのであれば、学内で上位を目指しましょう。

また、成績以外の学校生活にも気を配りましょう。
内部推薦の評価は学業成績が主軸ですが、クラブ活動などの課外活動、出席状況、英検などの資格の有無、実力テストの結果なども評価対象になりえます。

当然基準から漏れてしまえば内部進学はできないことになるので、附属高校だからといって安心せず、一定の成績を保つよう努力しましょう。

他大学への受験

中央大学杉並高等学校は、中央大学への内部推薦資格を確保しつつ、他大学の入学試験を受けることができるのも特徴的です。

国公立大学・海外の大学の場合は、中央大学への内部推薦が決定していても、すべての大学への受験が可能です。
私立大学の場合は、中央大学への内部推薦が決定している場合は、中央大学にない学部・学科のみしか併願できないので注意しましょう。

一方、内部推薦が行われる高3の12月中旬までに結果が出るAO入試・推薦入試であれば、すべての大学入試に挑戦できます。
これまでに、東京工業大学や横浜国立大学などの国公立大学や早慶上智をはじめ、GMARCHなど多岐にわたる大学への進学実績があります。

中央大学杉並高等学校の内部進学対策

学校の定期テスト対策

定期テストでは教科書だけでなく、授業で使う問題集、プリントなどの副教材からも出題されます。
また、出題範囲も授業で習った内容になりますので、日頃の予習や復習が大切です。
テストの2週間前から集中的に勉強するだけでなく、毎日10分程度でも構わないので普段からコツコツと勉強をしましょう。
そして、理解できなかった箇所を明確にし、自分で調べたり先生に質問したりして理解を深めることが大切です。