【中高一貫校】文京学院大学女子中学校・高等学校の内部進学の基準・対策を徹底解説

秀彦太田

2025年05月29日

学校紹介

中学校の校舎
文京学院大学女子中学校・高等学校は、東京都文京区にある中高一貫の私立中学校・高等学校です。
歴史は古く、2024年に創立100周年を迎えます。
教育理念である「自立と共生」に加えて、100周年に向けて「BUNKYO100」を掲げています。
「自立した学習者の育成」「世界標準の学力と人間力」「日本型教育の継承と発信」というこれからの100年先の社会作りに必要な人材の育成を目指します。

このページの目次

1 文京学院大学女子中学校・高等学校の内部進学について
2 文京学院大学女子中学校・高等学校の内部進学制度
- 2.1 内部進学の基準
- 2.2 他大学への受験
3 文京学院大学女子中学校・高等学校の内部進学対策

文京学院大学女子中学校・高等学校の内部進学について

系列大学

系列大学は文京学院大学です。
文京学院大学は1991年に文京女子大学として開かれ、2002年に大学名を文京学院大学と改称し、2005年に共学化しました。
現在、東京の本郷キャンパスと埼玉県のふじみ野キャンパスがあります。
文京学院大学もまた「自立と共生」の精神をもとに、幅広い知識の習得と専門的な学術の研究を目指し、目的は社会の発展に貢献できる心豊かな人間を育成することです。

内部進学できる学部

内部進学できる学部は、外国語学部・経営学部・人間学部・保健医療技術学部です。
保健医療技術学部は内部進学に際し、3年次に独自試験が行われます。

内部進学率

2022年度の実績では、29名が文京学院大学へ進学しています。
4年制大学進学者の内、約2割程度が内部進学しています。
内部進学率は高くないものの、早期に内部進学を決定できる制度や他大学との併願制度もあるため、実際の内部進学率よりも多くの人数が内部進学の権利を得ているようです。

文京学院大学女子中学校・高等学校の内部進学制度

内部進学の基準

文京学院大学への内部進学の基準は、高校2年次に「優先入試制度」の説明時に配付される出願基準表の内容に書かれているようです。
文京学院大学女子中学校・高等学校の生徒は、系列の文京学院大学への「優先入学制度」を利用して進学することが可能です。
さらに、「併願受験制度」を通じて、他の大学を受験しながらも、文京学院大学への入学権を保持することができます。
これらの制度は任意で利用できますが、難関大学への進学が厳しい現状を考えると、安心感を得ながら高みを目指すことのできる付属校ならではのメリットといえるでしょう。

他大学への受験

2022年度は、早慶上理やGMARCHを含む難関大学を含む他大学への進学実績があり、指定校推薦枠も充実していました。
「入学可能な大学」ではなく、自分自身を見つめ、今まで積み上げてきた学習のキャリアをもとに、偏差値だけにとらわれない「入学したい大学」を自ら選択する生徒が増えています。

文京学院大学女子中学校・高等学校の内部進学対策

学校の定期テスト対策

定期テストは教科書の授業内容から出題されますが、教科によっては重要な範囲をプリントにまとめて配布されるなど、出題範囲はわかりやすい傾向にあります。
授業でわからない部分を放置せずに、日頃から対策を怠らないようにすることが大切です。
内部進学を考える場合、文系の学部は内申点の比重が大きく、また医療系の保健医療技術学部は内申点に加えて試験も実施されるため、いずれも定期テストの成績を伸ばすことは重要となっています。

学校独自の試験や外部の模試対策

高等学校に在籍している全学年を対象に「全統記述模試（河合塾）」を実施しています。
校内で、実際の大学受験のような雰囲気に包まれながら試験を受けることができるのは良い経験となるでしょう。
特に大学受験を控えた3年生にとっては、自身の実力を測り今後の志望校の選択や、学習対策を練る上で重要なデータとなる模擬試験です。

他大学の入試対策

高校入学時に、「国際教養」「理数キャリア」の2つのコースから選択して自身の進む先を決定します。
コースそれぞれで、文系大学全般を目指すAクラス、留学や国際系の大学を目指すSクラス、国公立や難関私立を目指すTクラスがあり、その中でもTクラスは他大学の一般入試に対応するため、受験に適したカリキュラムを組んでいます。
また、「英語特別講座」は、国公立大学や難関私立大学を目指す生徒たちが、コースの枠を超えて互いに切磋琢磨しています。
この講座の担当は、大手予備校で長年多くの受験生を見てきた外部の講師です。
予備校の授業を学校内で受けられるという点が、この講座の魅力となっています。