様々な塾・予備校の特徴を紹介。塾の選び方がわからない方必見
日本には1万以上の塾・予備校があるといいます。その為、「どの塾を選んでいいのか分からない」という風な悩みを持つ方が多いようです。
そこでこの記事では「塾や予備校の特徴」について考えてみたいと思います。
各塾や予備校の特色を把握する。
基本的にどの塾に通うかというのは、塾で何をしたいかが決まれば自ずと定まっていくものです。
これは保護者様、お子さんのニーズですので、後はそのニーズに応える塾を選べば、塾探しは終了です。
とはいえ、一番最初に書いたように、日本には1万以上の塾や予備校が存在します。そこで、幾つかの塾・予備校についてメリット・デメリットについて紹介したいと思います。
少数個別指導塾タイプ1
東京個別、スクールIE,明光義塾などの個別指導塾
目的 | 学校授業の補完、大学受験 |
授業 | 1:1-1:3 |
勉強場所 | 塾&自宅 |
メリット | 自分のペースで進められる、分かるまで聞ける、多くの目的に使える。 |
デメリット | 系統的なスケジュールが立てられない、自宅学習が前提、料金が高い |
個別指導塾の多くは学校の勉強の補完や高校受験を主にしています。大学受験まで指導するというところも多いですが、基本的には難関大学受験を視野に入れている個別指導塾は僅かですので別途説明します。とはいえ、学校の勉強の補完から受験勉強まで面倒を見てくれるという多目的
これらの個別指導塾では学校の授業で分からなかったところなどをピンポイントで学習することができます。また、基本的に講師が常に生徒の横にいる形式なので成績向上少しでもわからない所があればそれが分かるまで教えてもらうことができるので、大抵「分かる」ようになります。
自宅学習の習慣が付いている場合、塾でインプットしたことを自宅でアウトプットすることにより「分かる」→「出来る」ようになります。
デメリットとして、基本的に個別指導は指導時間の半分近くを「教えること」に使います。1コマ90分だったとして、問題を解く時間は30-40分程度しか残らないので、演習量が確保できません。その為、基本的に、家で宿題をすることが大前提となります。
また、「すぐに聞く環境がある」「分かるまで教えてもらえる」というのも一長一短で、すぐに聞ける環境にいるため、少しわからないとすぐに考えることを放棄してしまう生徒もいます。きちんと考えてどこが分からないのか具体的に考えられるような生徒ならば上手く個別指導塾を使いこなせますが、そのような勉強習慣が付いていないと、個別指導塾で成績を上げるのは難しいかもしれません。
少数個別指導塾タイプ2
鉄緑会など
目的 | 難関大学合格 |
授業(人数) | 1:1-1:4 |
勉強場所 | 塾&自宅 |
メリット | 長期間におけるスケジュールナイズされた高品質、高効率の授業、モチベーションの高い仲間、分かるまで聞ける |
デメリット | 長期間におけるスケジュールナイズされた高品質、高効率の授業、モチベーションの高い仲間、入塾前の実力、料金がかなり高い |
個別指導でも「難関大学合格」を目標としているところはあります。東大合格を目標としていたり、医学部合格を目標としているところです。このタイプの塾は
中高一貫校生を対象としているところもあるため、長いタイムスケジュールで受験対策を行えるところもあります。
デメリットですが、基本的にメリットとなるところは全てデメリットになりえます。そして、授業自体が高効率なため、大量の課題を家でやる必要が出てきます。これは、難関大学進学を考えている場合自明なことなのですが、大量の問題をこなすことに慣れていない学生は家での勉強時間で復習が間に合わず、授業についていけない人がいます。
また、モチベーションの高い仲間は、自身のモチベーションを高くする可能性もありますが、「こんな凄いやつが同レベルの大学を考えてるなんて」と劣等感を持つ生徒もいるようです。
勉強の基礎力が付いていて、かつ自学自習が出来る人間でないとついていけないでしょう。
そして、この手の個別指導塾は大学受験以外の目的での入塾は認めない傾向にありますので、学内成績の向上や内部進学を念頭に置いている生徒さんは対象外となります。
予備校
代ゼミ、河合、駿台、東進などの大手予備校
目的 | 大学受験合格 |
授業(人数) | 集団 |
勉強場所 | 自宅 |
メリット | スケジュールナイズされた高品質、高効率の授業、モチベーションの高い仲間、お手頃な価格 |
デメリット | スケジュールナイズされた高品質、高効率の授業、モチベーションの高い仲間、入塾前の実力 |
勉強の目的が大学受験の合格の場合、予備校は選択肢の筆頭になるのではないでしょうか。
学校では行わないレベルの問題を分かりやすく解説してくれますし、授業自体も非常に練られています。
さらに、受験に間に合うようにスケジュールが組まれているので、授業の内容をきちんと復習して自分のものにすれば、それだけで実力が大きく伸びるでしょう。
また、予備校では、自分と同じような志望大学を受ける生徒が多数います。モチベーションの高い仲間を得ることにより、自身のモチベーションの向上にもつながります。
そんな予備校にデメリットがあるのかと思ってしまいますが、予備校のメリットは全てデメリットになりえます。
予備校では予定がスケジュールナイズされているため、それについて来れない人は、レベルの低いクラスの授業しか受けられなくなります。
そして予備校は基本的に「大学受験」のための存在なので、難関大学受験を目的にしている個別指導塾同様、成績向上や勉強習慣を付けたい、大学付属で内部進学を考えているというような生徒さんは対象外となります。
難関大学専門集団塾
目的 | 難関大学受験合格 |
授業(人数) | 集団(予備校と比べれば少数) |
勉強 | 自宅 |
鉄緑会を筆頭に、難関大学受験を目標にした集団指導塾は、予備校同様、質の高い指導やスケジュールの決定をしてくれます。また、予備校に比べて目的そのものが難関大学合格に特化しているため、入塾したけど自分の成績が悪いため希望レベルの授業をうけることが出来ないというところは少ないようです。逆に、成績が悪い生徒はそもそも入塾できないことが多く、鉄緑会の場合などは進学校以外の生徒はそもそも入塾対象として認められない形になっています。そもそも入れない場合があるので、そこは注意しておきましょう。
Ways
目的 | 中高中だるみの成績向上~大学受験準備 |
勉強 | 基本塾内にて完結 |
メリット | 勉強時間の確保、分からないところを聞ける、学校の授業内容に沿って進める、時間内のみで勉強を終えるため学校や遊びと時間のバランスが取りやすい |
デメリット | (基本)英数のみしか対応しない、高校受験未対応、大学受験未対応、自立学習が既に出来る生徒向きではない |
最後に、当塾を挙げておきましょう。Waysは他塾とは目的や勉強方法が大きく異なります。
まず、Waysは中高一貫校の生徒を対象にした指導を行っており、中学受験でハイレベルな学校に入ったにも関わらず、その後の成績が奮わない中高中だるみの生徒の成績向上を目的としております。通常の個別指導塾と異なり、目的が専門的であり特殊であることが特徴です。
その為、公立中学に通っている学生が当塾で勉強し高校受験を目指すというのは、基本的にお勧めできません。これは、当塾で対応できるか否かの問題ではなく、高校受験目的ならば、高校受験合格に力を入れている塾の方がより良いからです。大学受験に関しても、基本的にはそれを専門に行なっている塾や予備校で学ぶ方が効率はいいでしょう。
また、当塾では指導法も特殊で、基本的には生徒には、試験に向けた計画をたて、問題集を解くことにより力をつけてもらっています。答えがわからず、解答を見ても分からないところをピンポイントで講師に聞く、というスタイルです。
これは当塾が「分かる」ことを目的としているわけではなく、「出来る」ことを目的としているからです。
自分で勉強計画を立てて自学学習をすることが出来る生徒にとっては、「わざわざその為に塾に行く必要があるのか」と思われるかもしれませんが、実際に試験の対策のために勉強計画を立て、その計画に沿って勉強をできる学生は圧倒的に少ないです。
解答を自分で確認することで何がわからないのかを知ってもらい、講師に質問する際にその分からないところを纏めて質問することで「自分がこの問題の何がわからないのか」を整理してもらうことを期待しています。このように自分で考えること、自分で解くことを習慣づけてもらい、学内での成績を上げながら受験時には専門の個別指導塾や予備校に通っても、課題や復習を自宅でこなせるようになってもらえればと思います。
まとめ
塾や予備校には幾つかの種類があり、それぞれ異なった目的や勉強法があります。どこも一長一短のところがありますので、生徒さんの現状の学力や目的に合わせて最適の選択をして下さい。
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