【中学英語とは違う】高校入学前には知っておくべき高校英語【中高一貫生にもオススメ】
中学英語と高校英語では、勉強内容や取り組み方が違います。 ここでは、中学英語と高校英語の違いを明らかにし、勉強の取り組み方を考えます。 まず、教科書や入試問題から各学習課程での目標、指導内容を以下に示します。
小中高英語における内容の変化
小学英語
アルファベット・英単語・発音に慣れることを目標としています。 また、英語によるコミュニケーション力を重視しています。教科書では、英会話の基本的な定型文やカタカナ英単語を扱います。小学生から日常的に簡単な英語に触れることで中学での英語アレルギーを予防できます。
中学英語
英文法、長文になんとなく慣れることを目標としています。 大まかな英文法を学び、英文構造が簡易な長文を読みます。ここで扱われる英文法は主に語順、動詞の活用です。あとは必要な語彙を覚えれば長文が読めてしまいます。
高校英語
英文法を理解し、英文構造の把握、長文を論理的に読むことを目標とします。 中学の英文法を前提として、より細かな英文法を学んでいきます。中学英語では見られなかった英文構造が複雑な英文が出題されます。 英文法に加えて、英文の中でどれが主語でどれが目的語なのか等を見極める必要があります。 これら英文法、英文構造を理解した上で、長文を文脈を考えつつ読んでいかなければなりません。
高校英語の特徴
暗記量の増加
高校英語では、中学英語と比較して内容が細かくなり、暗記量が飛躍的に多くなります。 具体的には、英語の問題を解くために覚えなければならない英単語、英熟語、英文法の量が増えます。 中学から大学入試までの語彙数を例に上げます。 中学卒業レベル 1000語 難関高校入試レベル 1500語 センター試験・英検2級(高卒)レベル 5000語 難関私大入試レベル 8000語~ 中学生ではあまり語彙数は求められませんでしたが、センター試験や私大入試のレベルになるとかなりの語彙数が必要となります。センター試験や英検2級までは、語彙数を考えて英文が作られています。私大入試では、長文の出典元が米国の論文やニュース等であることが多いため、語彙の規定数がなくなります。
暗記に工夫が必要
語彙だけでもこれだけの暗記量を必要とし、さらに細かな英文法を覚えなければなりません。 ただ単純に暗記をするのでは、太刀打ち出来ない量です。 暗記法にはいろいろありますが、ここでは理論に落としこむことで暗記を楽にするのが良いです。 例えば英単語の暗記では、接頭辞、接尾辞の意味を覚えてから暗記するのが良いです。動詞形を覚えるだけで名詞形、形容詞形、副詞形等がわかるようになるからです。英文法でも理論を知ることで、まとめて覚えられる場合が多々あります。
中学英語を疎かにしないことがやっぱり大事
高校英語では中学範囲の英文法、語彙を覚えてる前提で進んでいきます。 中学英語ができないと、英文の至る所でつまづいてやけに時間がかかったり、理解がしづらいこともあります。 高校受験を利用して、中学範囲の英語をしっかり習得してから高校の英語の授業に望みましょう。
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