大学受験で予備校に通うための費用相場は?抑える方法はある?
大学受験対策の予備校で、費用を見積もってもらったところ、想像以上に高くて驚いたことはありませんか?
ほかの予備校の費用相場を知らなければ、そこだけ高いのでは?と勘ぐってしまう方もいるでしょう。
しかも、予備校にかかる費用は入学金や授業料だけではなく、入塾後も必要な場合もあります。
そこでこの記事では、大学受験対策で予備校に通う場合の平均的な費用と、費用を安くする方法を紹介します。
「子どもを予備校に通わせてあげたいけれど高すぎて無理かも」
「予備校の費用を少しでも抑えたい」
とお悩みの方は、ぜひ参考にしてください。
大学受験で予備校に通う場合の内訳と平均費用比較
大学受験で予備校に通う場合、費用としては入学金や授業料をお考えの方もいるでしょう。
しかし、実際はほかにもいくつかの費用がかかります。
最終的には、年間で支払う金額は数十万単位で変わることもあるため、費用の内訳を確認しておきましょう。
入学金・授業料
まず、最も高い費用が掛かるのが、入学金と授業料です。
有名予備校3校で高校2年生が1年間1つの講座を受講する費用は、以下のようになります。
【予備校3校の入学金・授業料(税込)】
A校 (90分×20コマ) |
B校 (100分×33コマ) |
C校 (90分×29コマ) |
|
---|---|---|---|
入学金 | 3万3,000円 | 3万円 | 3万3,000円 |
授業料(年間) | 7万7,000円 | 14万8,500円 | 15万2,250円 |
※講座やクラス・お住いのエリアによって、費用が異なる場合があります。
高校3年生になると、年明けに試験が始まり1年間受講することがないため、上記の額よりも安くなることがあります。
比較してみると、そこまで大きな差はないようです。
ただし、講座数を増やせば、当然それだけ費用も高くなります。
塾によっては、一括払いのほか分割払いも可能で、支払う額も変わりません。
一括払いのみ対応の場合は、ローン会社を紹介してもらえることもあります。
夏期・冬期講習費用・模擬試験料・サポート料
予備校に支払う費用は、入学金や授業料だけではありません。
これらの中には、長期休みの間の講習費用や模擬試験料、サポート費用などが入っていません。
サポート費用とは、施設やシステムの使用料・光熱費(予備校によっては、模試の費用)などのことで、ひと月あたり4,000円前後必要です。
夏期・冬期講習の費用は1講座ごとに数万円、模擬試験も1回1万円以上はかかります。
これらの費用も考慮したうえで予備校選びをしなければ、結果的に想像以上にお金がかかってしまうでしょう。
通学費
予備校にかかる費用で案外忘れがちなのが、通学費です。
自転車で通えるような近所に希望の予備校があればよいですが、学校帰りに電車に乗って移動する場合や、親の送迎が必要な場合も少なくありません。
遠方の予備校へ通う場合は、これらの費用もしっかり計算しましょう。
大学受験用の予備校にかかる費用は抑えられるのか?
このように、予備校は1つの講座だけでも、かなりの費用がかかります。
これらの費用を少しでも抑える方法はあるのでしょうか?
以下では、比較的簡単にできるものから順に紹介していきます。
入学金免除制度を利用する
まずは、入学金を免除する方法です。
各予備校では、3万円以上はする入学金を免除するキャンペーンや契約方法を用意していることがあります。
予備校によって異なりますが、たとえば以下のような場合、入学金を全額もしくは半額程度免除される可能性があります。
- インターネットから受講の申し込みをする
- 入学説明会に参加する
- 兄弟が同じ予備校に通っている
免除を受けられるコースが決まっている場合もありますが、損をしないよう、入学案内をしっかり確認しましょう。
受講する科目数を減らす
本来であれば、気になる科目はすべて受講したいものですが、時間やお金に余裕がないこともあります。
そこで、独学で頑張る科目と予備校でじっくり学ぶ科目を分けてみましょう。
受ける科目数を調整する際、以下のような方法が考えられます。
- 予備校で学ぶ科目を、苦手な科目や受験での配点が高い科目などに絞る
- 高1・高2までは独学で頑張って、最後の1年だけ通う
- 夏期/冬期講習のみ受講する
短期間の受講では、現状の学力レベルを把握しにくいと不安に感じるかもしれません。
しかし、予備校で行われる模試をこまめに受けていれば、現状のレベルを把握することは可能です。
特待生制度を狙う
予備校の中には、特待生制度を設けているところがあります。
浪人生向けのものだけでなく、現役生に対しても用意している予備校もあります。
ただし、その条件は厳しいものです。
たとえば、予備校で行われる模試で一定以上の成績を修めることや、学校の成績が5段階なら「オール5」をとっていることなどが、特待生の条件として挙げられます。
中には、通っている高校が指定高校になっていると、無条件で特待生となれる予備校もあります。
優秀な生徒であれば優遇される可能性もあるため、近隣の予備校で特待生制度があるかどうか確認してみましょう。
大学受験用の予備校費用は教育ローンや助成の対象となることも
費用が抑えられるわけではありませんが、どうしても一括で支払うのはキツイといった場合は、ローンを組むこともできます。
予備校で紹介してくれることもありますが、できるだけ金利の低いところを探すのであれば、「日本政策金融公庫」でできる教育一般貸付があります。
これは「国の教育ローン」ともいわれ、金利は固定で年1.95%です。(※1)
ひとり親や子どもが3人以上いるご家庭などは、金利が優遇されることもあります。
気になる方は一度調べてみてはいかがでしょうか。
ほかにも、塾代の支援や助成を行っている自治体もあります。
たとえば、東京都では「受験生チャレンジ支援貸付事業」として、上限20万円の「学習塾等受講料」や上限8万円の「大学受験料」の貸付を行っています。(※2)
世帯年収や預貯金額などの条件がありますが、確認してみるとよいでしょう。
(※1:教育一般貸付 (国の教育ローン)|日本制作金融公庫)
(※2:受験生チャレンジ支援貸付事業|東京都福祉保健局)
まとめ
大学受験で予備校に通う際は、授業料だけでなく講習の費用や試験料など別途必要な費用もあるため、入学案内や各予備校のホームページなどでしっかり確認しましょう。
とはいえ、大学受験のために通う塾や予備校は「本人に合っているか」「各塾・予備校のカリキュラム」なども重要な要素です。
合わない予備校では、せっかくの授業料も無駄になってしまう可能性もあります。
予備校のように、大勢で切磋琢磨しながら勉強するよりも、自分のペースで勉強したいお子さんは、個別指導塾の方が向いている場合もあります。
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