数学が苦手な中高一貫校生の塾選びを解説!個別指導の専門塾がベスト
中高一貫校生の親御さんの中には、「子供が数学の勉強をほとんどしない」「数学が苦手で授業についていけていない」と悩んでいる方も多いのではないでしょうか。
中高一貫校では授業スピードが早いため、一度つまずくと、遅れを取り戻すのが難しく、苦手意識も芽生えやすいです。
特に数学は、前の単元の内容が次の単元を理解するための土台となる、積み上げ式の科目であるため、わからない部分をそのままにしておくと、雪だるま式に膨れ上がって行きます。
数学に苦手意識を持っている場合は、わからない部分を一つずつ潰して学習を進められる個別指導塾が最適です。
500校以上の中高一貫校生を指導してきた専門塾の立場から、「なぜ数学が苦手になってしまうのか」に加えて、自宅でできる対策なども詳しく解説します。
このページの目次
中高一貫校の数学はハイレベルで授業スピードが速いため苦手になりやすい
中学段階の数学では一次関数や負の数など、難しい概念が登場することから、苦手意識が芽生える子供も少なくありません。
学研総合研究所の「2023年中学生白書」においても、数学は苦手教科の第1位に挙がっています。
特に中高一貫校の数学は公立よりも授業スピードが速く、ハイレベルな検定外教科書を使用するため、授業についていけず苦手科目になりやすいです。
まずは数学に苦手意識を持つ子供が多い理由を順番に見ていきましょう。
中高一貫校の数学は1.2倍のスピードで進む
中高一貫校では大学受験に向けてカリキュラムが組まれているため、高校2年生段階までに中高6年分の学習内容を終わらせるペースで授業が進みます。
5年間で6年分の授業を終わらせるため、公立の約1.2倍のスピードです。
中学2年生までに中学段階の内容を終え、高校1年生には文系数学、高校2年生で理系数学で扱う範囲の学習を終えることが多いです。
残りの期間は大学入試に向けた演習を行います。
公立学校では、高校3年生の秋頃まで数学Ⅲ・Cの授業をしている場合もあるので、授業進度の差は大きいです。
中高一貫校と公立の違いは、授業時間数が多いことと、基礎的な内容は生徒の自学自習に委ねられていることです。
中高一貫校では、生徒が予習・復習を行うことをある程度前提にして、授業中に基礎レベルの内容を扱う時間を短縮しています。
授業中は、標準~応用レベルの内容に絞って解説を行うため、授業スピードを速くすることが可能になっています。
生徒の自学自習を前提としたカリキュラムとなっているため、学習習慣がない生徒の場合、授業についていけず、苦手意識を感じることも少なくありません。
中高一貫校の数学のカリキュラムは公立とどのように違うのか、こちらの記事で特徴を詳しく解説していますので、併せてご覧ください。
中高一貫では数学の教材やカリキュラムがハイレベル
中高一貫校では公立学校と異なり、検定外教科書や、独自カリキュラムによるレベルの高い授業が展開されます。
公立学校では、学習指導要領に沿って授業が進められる検定教科書が用いられています。
たとえば、数研出版の「これからの数学」や啓林館の「未来へひろがる数学」などです。
東京都内の公立中学校で令和3~6年に最も多く採択された数学の教科書は、検定教科書の東京書籍「新しい数学」です(※)。
中高一貫校では、高校受験がない分、柔軟なカリキュラムを組めるため、体系的に数学を教えることを目的として検定外教科書が採用されています。
検定外教科書では、中学で学ぶ「等式」と高校で学ぶ「不等式」を続けて教えるなど、内容に連続性がある単元をまとめて教えるなど、工夫が凝らされています。
数研出版の「体系数学」や啓林館の「システム数学」などが検定外教科書の主な例です。
また、学校によっては、補助教材としてプリントなどの独自教材を使用する場合もあります。
カリキュラムが柔軟なため、中学段階で高校レベルの内容も扱ったり、教材のレベル自体が高かったりすることから、授業についていけなくなってしまう生徒も多いです。
中高一貫校で使用されている数学の検定外教科書については、こちらの記事で詳しく解説していますので、併せてご覧ください。
※参考:東京都教育委員会:令和3~6年度使用教科書採択地区別の採択結果(公立中学校)
数学は積み上げ式科目のためつまずくとどんどん分からなくなる
数学と英語は、前の単元の内容が次の単元を理解するための土台となる積み上げ式の科目です。
そのため、授業で理解できなかった部分をそのままにしておくと、その穴が広がって、どんどん授業内容がわからなくなってしまいます。
例えば、「比例」を理解していなければ、延長線上にある「一次関数」や「二次関数」を習得するのは難しいでしょう。
中高一貫校の授業では、授業スピードが速いため、基礎的な内容の解説や、知識を定着させるための演習を授業時間中に十分確保することができません。
基礎部分の理解や、演習量については、生徒の予習・復習や宿題に委ねられています。
自宅で学習する習慣がなかったり、宿題をきちんとこなさなかったりしていると、わからない部分が増えていき、苦手意識を持つようになってしまいます。
数学の苦手意識を払拭するには「予習・復習」と「演習量」が大切であることを、こちらの記事で詳しく解説していますので、併せてご覧ください。
実践してほしい数学の苦手克服法|学校教材を3周やり込む
数学の苦手意識を克服するには、既に習った範囲を理解しなおしたうえで、予習・復習を行い、新たに習う部分の知識をさせ、問題の解説を自分で行い、深い理解を目指します。
その第一歩として、学習習慣を確立する必要があります。
学習習慣がない場合、まずは「入浴前の30分間は勉強する」など、勉強する時間を固定すると、習慣化しやすいです。
一日の中に勉強する時間がないと考えている場合は、起きてから寝るまでの時間をスケジュール帳などに書き出してみてください。
スマートフォンやテレビを見ていたり、ゲームをしたりと、意外と浪費している時間はあるものです。
まずは30分間の勉強を1~2週間継続し、慣れてきたら1時間、2時間と学習時間を増やしてみましょう。
ここからは、勉強法を具体的に解説します。
学習習慣を確立するためのスケジュールの見直し方や目標設定方法については、こちらの記事で詳しく解説していますので、併せてご覧ください。
これまで習った部分を総復習する
数学は積み上げ式の科目であるため、ついていけなくなり始めた部分まで遡って、教科書や問題集を読み返しましょう。
見直しが必要な範囲が広い場合は、長期休暇などのまとまった時間を使えるタイミングで、一気に行うのがおすすめです。
復習は教科書を読んで公式や解法を理解してから、例題、基本問題の順で解きます。
学校のプリントや問題集、補助教材があれば、併せて復習します。
例題や基本問題を中心に3周は反復して演習する
復習のやり方は、教科書や問題集などを最低でも3周は反復し、全ての問題を自力で解けるような状態を目指します。
周回する際は、例題・基本問題だけ、標準問題だけといったようにレベル別に周回して、段階的に難易度を上げていきます。
1周目で間違えた問題にチェックを付け、2周目は1周目で間違えた問題、3周目は2周目で間違えた問題に絞って取り組み、全ての問題を解けるようになったらレベルを上げましょう。
長期休暇が直近でない場合や、復習する範囲が広い場合は、学校の授業に追いつくことを優先するため、例題・基本問題に絞って周回します。
また、基本問題であっても単元の内容自体が難しかったり、相性が合わずうまく理解できなかったりすることもあるでしょう。
そのような場合は、一時的に解法を暗記するのも一つの方法です。
あまりおすすめする方法ではありませんので、どうしても解法が腹落ちしないときに、限定的に活用してみてください。
予習・復習を徹底する
既習範囲の総復習が終わり、学校の授業に追いつく頃には、ある程度学習習慣が身につき数学への苦手意識も多少は薄れていることでしょう。
ここからは、学校の授業についていくために日々の予習・復習をしっかり行って、学校の授業を実りある時間にしていきます。
前段で解説したように、中高一貫校の授業についていくには予習・復習が欠かせません。
予習では、授業であまり扱われない基礎的な部分を中心に学習し、わからない部分を整理します。
教科書の公式を読み、例題や基本問題を一通り解いて、わからない部分に印を付け、その部分を授業で集中して聴きましょう。
授業に目的意識を持って臨めるため、集中して受けられるようになり、理解度を高められます。
復習では、授業でわからなかった部分を解消できたかの確認と、問題演習を行います。
授業中に解消しなかった疑問があれば、メモやノートにまとめて早めに先生に質問しに行きましょう。
予習で間違えた教科書の問題や、問題集の基本~標準問題や、学校の宿題プリントなどを周回して学習し、問題を見ただけで解法が浮かぶレベルを目指します。
復習は極力授業を受けた日に行うようにし、問題の周回はテスト前までに2,3周できるようなペースで計画を立てて進めれば大丈夫です。
問題を解くだけでなく解説する
解法を本質的に理解するために、問題の解説を自分で行ってみることが一番有効な方法です。
途中式の意図や、他の公式や定理を使わなかった理由など、解答を友人や先生、親御さんなどに説明してみましょう。
解説ができるようになれば、その問題を本質的に理解していると言えます。
類題が出ても慌てずに対応できるでしょう。
もし周囲に解説を聞いてくれる人や、解説に対して適切に質問してくれる人がいない場合は、個別指導塾を利用して、講師に解説すれば良い練習になります。
ここまで解説してきた数学の苦手を克服するための勉強方法については、こちらの記事でさらに詳しく解説していますので、併せてご覧ください。
中高一貫生が苦手な数学を克服するには個別指導塾が最適
独学で数学の苦手克服ができれば一番良いですが、中高一貫校生の成績が低迷してしまう要因の多くは、学習習慣がないことにあります。
そのため、現状のままで成績を上げるのは難しいでしょう。
苦手科目を克服する場合、集団指導塾よりも生徒個別の状況に寄り添って指導ができる、個別指導塾が適しています。
特に中高一貫校生が通うなら、中高一貫校の独自カリキュラムや検定外教科書に対応した専門塾のWAYSが最適です。
それぞれの選択肢について、順番に見ていきましょう。
通信教材は自宅学習が前提
塾への送り迎えが不要な通信教材も有効な手法ですが、苦手科目の克服には向いていません。
通信教材は、定められたカリキュラムに沿って教材が送られてくるため、苦手意識のある科目に対する個別のフォローは難しいです。
また、通信教材は自宅学習を前提としているため、苦手科目の学習も自分から取り組める子供でないと成績アップは望めないでしょう。
集団塾は生徒に合わせたフォローが難しい
集団塾は、生徒に対する個別のサポートが充実しておらず、苦手克服には適してないケースが多いです。
苦手科目の克服よりも、既に定期テストレベルをクリアしている生徒が授業の予習や、受験対策を主な目的としているからです。
学校と同じような形式で集団塾の授業は展開されるため、授業内容が理解できずに時間が過ぎてしまう可能性が高いです。
個別指導塾は中高一貫校に対応しているかが重要
個別指導塾では、生徒ごとの目標に合わせて個別にカリキュラムを組むため、苦手科目の克服に向いています。
学校の教材を使って指導を進めながら、わからない点があればすぐに講師に質問が可能なためです。
ただし、多くの個別指導塾では、生徒のほとんどが公立学校生であるため、中高一貫校のカリキュラムや教材に対応できない講師に当たってしまう可能性があります。
個別指導塾に通う効果を最大化するためには、学校のカリキュラムと並行して勉強できる中高一貫校生に特化した専門塾に通うのが最適です。
中高一貫校に通う生徒を専門に指導している個別指導塾のWAYSでは、学校教材の反復演習や、生徒自身に問題を解説してもらう指導方法を採用しています。
「わかる」から「できる」へのステップアップを、中高一貫校の検定外教科書や独自カリキュラムに完全対応した講師が指導します。
WAYSの指導体制や料金について、具体的に知りたい方は、無料で今すぐご覧になれるWebパンフレットを下のボタンからご請求ください。
数学が苦手だった中高一貫校生の成績アップ事例
中高一貫校専門の個別指導塾WAYSで数学の苦手を克服した生徒の成績アップ事例を3つ紹介します。
WAYSに通う生徒がどのように勉強し、その結果、学習意欲はどのように変化したかを紹介しますので、塾選びの参考にしてみてください。
高輪中学校1年生:幾何30点→66点にアップ!
2学期の中間テストから3学期の期末テストまでの間で、数学の幾何が30点から66点、代数が29点から43点にアップした中学1年生の事例です。
この生徒は、中学受験後は部活動に励む一方、勉強時間がほとんど確保できず成績が著しく悪化していました。
自宅で机に向かっても、応用問題が解けず、そこで学習を諦めてしまっていたようです。
WAYS入塾後は、演習量不足による基礎部分の内容に対する理解不足が原因にあると考え、教科書や確認テストの基本問題を納得できるまで反復演習をするように指導しました。
「どうすれば計算量を減らせるか」と途中式の意味を考えながら問題を解くようアドバイスし、ただ量をこなす演習にならないように指導。
これによって反復演習を繰り返すごとに理解を深められ、3学期末の定期テストでは入塾前から大きく成績を伸ばすことができました。
次の定期テストでは、平均点より10点高い点数を獲得することを目標に、自発的に学習しています。
攻玉社中学校2年生:苦手克服で前向きに学習するように
数学の点数が平均点を15点下回っていた中学1年生が、WAYSで学習を継続した結果、平均点より20点高い点数を取れるようになった事例です。
この生徒は学習を一切しない状況でテストに臨んでいたため、テストの点数はいつも平均点を下回り、学年順位もかなり低い状況でした。
WAYS入塾後は、他の生徒が黙々と問題をこなしている光景や、講師のわかりやすい解説を受けて、徐々にモチベーションが上がったようです。
テストまでに学校の問題集を3周取り組めるように講師がスケジュール管理を行い、直前には本番さながらの小テストも実施しました。
これによって、中学2年生の2学期期末テストでは、数学の点数を大きく伸ばし学年順位も80位程度アップ。
学習姿勢が大幅に変わったことで、志望校を難関国立大学に設定し、受験勉強に励むようになりました。
高輪中学校3年生:定期テストで100点を獲得!
2学期の中間テストで代数の点数が64点だったところから、数ヶ月後の期末テストで100点を獲得した中学3年生の事例です。
この生徒は、宿題をこなす習慣はありましたが、解ける問題だけ解いて、わからない問題は一度解説を読むだけになっていました。
学年が上がるにつれて、数学の授業難易度も高くなり、中学2年生から少しずつ代数の成績が落ちていました。
WAYSでは、学校教材の反復学習に意味を持たせています。
1周目は現在の実力と弱点の把握、2周目は弱点の克服、3周目は総復習です。
1コマ120分の指導の中で、最初の90分で1周目を解いて、自分の実力と弱点を把握します。
最後の30分で2周目を行い、先生の解説を受けながら弱点を克服します。
定期テスト直前で3周目に取り組み、総復習をして定期テストに臨みました。
自分の弱点やよくミスする問題を先生からのフィードバックで理解し、意識的にミスを減らすことで高得点が獲得できるようになりました。
【まとめ】中高一貫校専門の個別指導塾WAYSなら90日間で数学の苦手を克服!
「中高一貫校専門 個別指導塾WAYS」では、中高一貫校のカリキュラムに精通した講師が、学校の教材や宿題を使用して指導を行います。
学校の教材を使用するため、授業でわからなかった点を解決しながら学習が進められます。
また、塾からの宿題は一切出さず、指導時間内に学校の宿題に取り組むことも可能なため、お子様の負担を増やさず学習を塾内で完結させることが可能です。
特にWAYSでは、数学や英語のように学習内容を積み上げていく科目に強みがあり、90日程度で苦手を克服している生徒が多いです。
数学に苦手意識を持っており、赤点レベルから定期テストで平均点以上を取れるレベルまで伸ばしたい方は、無料の学習相談・体験指導をお申込みください。
投稿者プロフィール

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中高一貫校生の定期テスト対策から大学受験・内部進学までをトータルサポートする個別指導塾。
中高一貫校用教材に対応することで各中高一貫校の定期テストの点数に直結した指導を行います。
低料金で長時間指導が受けられるため、家で勉強できない中高一貫校生でも塾の指導時間内で成績を上げることが可能です。
英語、数学をメインに指導を行っています。