中高一貫校の数学についていけない!?見落としがちな原因や解決方法を
数学は、中高生にとってついていけなくなりやすい科目とされています。
それは中学受験を突破した中高一貫校生も例外ではありません。
しかし、数学は重要な科目です。
大学受験で使用する科目であったり、論理的思考力の基礎となるからです。
そのため、ついていけないといっても勉強することを避けられません。
「そうはいっても、どうやって数学を勉強すればいいかわからない…」
と考える人もいるでしょう。
そこで今回は、数学についていけなくなる理由と、ついていけるようになる方法を紹介します。
数学で逆転したいという人は、最後まで参照してみてください。
中高一貫校の数学についていけない理由は?
中高一貫校には、中学入試があります。
入試対策をしてきたため、勉強自体が苦手な人は多くはないでしょう。
それにもかかわらず、なぜ中高一貫校生すら、数学に苦手意識を持つのでしょうか。
その理由には、中高一貫校生独自の特徴によるものがあります。
ハイスピードな授業
公立の学校とは異なり、中高一貫校には独自のカリキュラムがあります。
学校によっては、中高6年分の内容を高校2年までに終わらせるカリキュラムとなっています。
6年分の内容を5年に収める必要があるため、授業がハイスピードになってしまうのです。
また、数学は積み上げの科目です。
そのため、一度つまづいてしまうと、次の内容がわからなくなってしまうおそれがあります。
授業もハイスピードなため、一度わからなくなるだけで、ついていけなくなるでしょう。
ほかのことに熱中している
中高一貫校の中には、「自由な校風」を特徴としている学校があります。
その自由な雰囲気に影響されて、部活動や自分の趣味だけに時間を使ってしまう人がいるのです。
そうなると、数学に割く時間がなくなってしまいます。
授業以外で学習時間を確保しないと、授業についていくのは難しいでしょう。
とくに、数学の学習には時間がかかります。
公式を覚えるだけでなく、それを使って問題を解くという過程も必要だからです。
中高一貫校の数学についていない人のための勉強法
続いて、数学についていけるようになる勉強法を紹介していきます。
授業についていく方法は、授業以外での学習です。
しかし、やみくもに勉強するのはおすすめできません。
数学の勉強のヒントは、「数学は積み上げの科目ということの理解」「予習→授業→復習のサイクルの確立」「モチベーションアップ」の3つです。
これらのことを理解したうえで、数学の勉強をしていきます。
以下で、具体的に紹介していきます。
前回の範囲の復習
まずは、自分がどこでつまづいているのかを確認しましょう。
その際、前回のテスト範囲も見返す必要があります。
数学は積み重ねの科目のため、今回の範囲についていけないからといって、今回の範囲だけがわかっていないわけではない可能性があるからです。
たとえば、「不等式」の範囲がわからない場合は、そのもとになっている「方程式」の範囲を見返す必要もあります。
この作業で「方程式」の範囲が理解できていないとわかった場合、「方程式」についての基礎的な部分を、教科書やワークを通して復習しておきましょう。
今の授業で扱っている分野を学習する
前回の範囲が完璧なことが確認できたら、ようやく今授業で扱っている範囲を学習します。
この作業が復習にあたります。
数学の復習には、教科書を使うのが最も効果的でしょう。
教科書には基礎的なことがまとめられているため、授業についていけない人にぴったりの教材です。
まずは公式や定理などの知識的な部分を覚えましょう。
覚えられたら、例題や練習問題などを通して、それらを実際に使う練習をします。
余力があれば予習
現在習った範囲の基礎を学習できれば、ある程度は授業を理解できるようになるでしょう。
とはいえ、中高一貫校の授業はハイスピードです。
一つの授業内でどんどん次の範囲に進むため、途中からついていけなくなる場合もあります。
そうした事態に備えるため、余力がある人は予習に取り組むのがおすすめです。
あらかじめ次の授業の内容を学習しておくことで、授業に余裕をもって臨むことができるようになります。
予習は、「今の授業で扱っている分野を学習する」と同様、教科書を使って公式&例題、練習問題を学習しておこないましょう。
以上の作業を繰り返すと、予習→授業→復習のサイクルができます。
授業についていく方法は、このサイクルを確立させることです。
テストの目標点数を決める
次の間近の定期テストでどのくらいの点数を取るかを決めておくのもおすすめです。
目標を決めておくことで、勉強する意味が見いだせるようになり、モチベーションアップにつながります。
また、定期テストを基準として、勉強計画を立てることができます。
以下の記事で、中高一貫校生の勉強計画の立て方を紹介しているので、あわせて参照してみてください。
中高一貫の定期テスト対策は計画的に!高得点を取る秘訣は対策方法にあり!
まとめ
中高一貫校の数学には独自の難しさがあり、授業についていくのに困難を感じてしまうでしょう。
しかし、「数学は積み上げの科目ということの理解」「予習→授業→復習のサイクルの確立」「モチベーションアップ」の3つができれば、授業についていくことが可能になります。
ぜひ、紹介した方法を試してみてください。
とはいえ、一人ですべてを実践するのには無理があるかもしれません。
たとえば、中高一貫校の教科書の内容は高度で、一人で読んでも理解できない場合があります。
そういった場合は、塾に通うのがおすすめです。
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その理由は、
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