ライバルは必要なのか?大学受験まで見据えた考え方
さて、皆さんにライバルはいるでしょうか。
今回は勉強面でのライバルについて書いていきたいと思います。
ライバルは作るべきなのか、作らないべきなのか。
作るとしたらどのように作ればいいのかなどをメリット・デメリットを踏まえて分析していきます。
ライバルは必要?
まず、ライバルは必要なのか考えていきます。
多くの人はライバルがいると競い合えてお互いにとって良い効果がある、と考えると思います。
確かに、身近に実力の近いような相手がいるとお互いに切磋琢磨することで高めあうことが出来ます。
それは、勉強面でも同じです。
しかし、ライバルがいるのが必ずしもいいわけではないのです。
ライバルを作るメリット
①実力が近い場合にお互いに負けないという目標が出来る。
②お互いの学習の進捗状況でも競い合うことが出来て、勉強がはかどる。
③相手がいるのでモチベーションが保ちやすい。
ライバルを作るデメリット
①実力差がある場合にはあまり効果がない。
②目標が相手の結果に左右されるので、自分の実力を把握しづらい。
③相手に勝つことが目標になり、自分の成績の推移をあまり把握してないことがある。
以上のようなメリットとデメリットを理解したうえで作るのであれば、ライバルを作ることは良いことだと思います。
ライバルの作り方
では、どのようにライバルを作っていけばよいのでしょうか?
いくつかの例を挙げたいと思います。
①仲の良い友達の中で作る
最も簡単に作ることが出来るのがこの方法です。
友達グループの中で実力の近い友人とテストなどで競い合うというものです。
これに関してはライバルという関係性でなくてもあることだと思います。
自分よりやや成績が良い人を相手にすると効果的です。
②自分の中で目標の人物を決める
これは、自分より実力が上の人を目標とする方法です。
この場合は基本的にこちらが一方的に目標にすればいいので、相手と競い合うという関係が苦手な人に合う方法だと思います。
③自分の最低ラインを決める
これは、やや嫌な考え方だと思いますが、自分の中である人には絶対に負けないというラインを作る方法です。
もちろん、これもこちらが一方的に負けないラインとして作ります。
しかし、これだと上の目標がなくなってしまうので①や②の方法と組み合わせるのがいいでしょう。
以上3つの例を挙げましたが、これらの方法を全て組み合わせると最も効果的だと思います。
大学受験を考えるうえで
ここまでライバルを作ることについて書いてきましたが、大学受験となると少し話が変わってきます。
学校の定期テストや模試であれば身近な友人と競い合ったりできると思うのですが、大学入試の場合は基本的に点数が基準になるのであまり他人は関係ありません。
全国平均の偏差値などは大きな判断基準にはなるのですが、合格を勝ち取るには志望校の傾向などを分析することも重要です。
合格最低点などをみてみればわかりますが、毎回大きく点数が変わることがありません。
そのため、
他人の点数よりも自分が何点取れるのかが重要になってきます。
ライバルはだれ?
そうすると、大学受験ではライバルは誰になるのかということになります。
もちろん、同じ志望校の受験生はライバルですが、先ほども述べた通り他人の点数は関係ありません。
他人がライバルでなく、自分の得点が大事ということは
ライバルは自分です。
ライバルは自分
自分がライバルという言葉は聞いたことがあると思いますが、受験でもこれは当てはまります。
いかに自分の学力を上げて、志望校のレベルにまで到達させるかが結果につながります。
普段の学習に対して、効果的な学習をしているか、集中して取り組めているかなどが重要です。
つまり、
普段の学習に集中して取り組んで、自分を甘やかしていないかということです。
勉強は自分次第で楽に出来るものなので、本人次第です。
それが自分がライバルといわれる所以です。
まとめ
このようにライバルについて書いてきましたが、あくまで勉強というのは自分自身の為にやるものなので、人にやらされるものではありません。
最終的に勉強は自分次第なのでライバルは自分というのが勉強というものを上手く言い表していると思います。
ただ、モチベーションという点では身近にライバルがいることに越したことはないですし、実際にライバルがいて切磋琢磨できたことによって成績が上がるということも珍しくはありません。
また、同じ勉強をしている仲間として、お互いに教えあったり問題を出し合うことで楽しく勉強が出来ることもあります。
そのため、ライバルといっても決して敵ではなく、同じ目標に向かっている仲間であるという気持ちも持ってもらえると良い関係を築いていけるのではないかと思います。
身近なライバルを作りつつ、自分が最大のライバルであるということを心に留めて学習に臨んでもらえると勉強に対する考え方も少しは変わるのではないかなと思います。
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