私立開成中学校・高等学校の英語/数学について
開成中学校は東京都荒川区にキャンパスを置き、中高一貫教育を提供する私立男子校です。
1871年の創立以来、校名の由来でもある「開物成務」の精神の体得、そして日本だけでなく世界の発展に貢献できる人材を育成することを目標としています。
教育方針と取り組み
開成中学校は初代校長である高橋是清の提唱した精神を踏まえ「質実剛健」「自主自律」「ペンは剣よりも強し」といった理念の下、社会で活躍する人材を多く輩出しています。
生徒の自主性を重んじ、運動会や文化祭といった行事や部活動の運営・管理は生徒に任せられ責任を持って取り組んでいます。
そういった活動の中では高校生が中学生を指導するという中高一貫校ならではの体制が見られ、目上の人に対する礼儀作法、あるいは目下の者に対する適切な態度といったものが自然に身に付きます。
東京の私立校の中でも進学に関して極めて優秀な成績を収めていることはよく知られています。その教育カリキュラムは週34時間、週6日制で組まれ基礎学力を重視したものになっています。
国語や数学、英語といった一般教科のみでなく総合的な学習の時間にも注力し、様々な切り口から思考力や創造性の育成を目指しています。
開成中学校・高等学校の英語について
英語に関しては各学年とも週5時間の授業を行っており、教科書だけでなく担当教師のオリジナル教材を使った効果的な授業に取り組んでいます。
英単語の暗記や発音、英文法、読解、作文といった英語力全般の基礎固めを重視し、その後の高校、大学と続く英語学習の礎を築くことを目標としています。
またそれだけに留まらず、国際理解を目的とした総合的な学習の授業も行われています。
外国人講師による週1時間の授業では各クラスを2つにわけ、講師との英会話を通じてリスニング力やスピーキング力を磨き、実践的なコミュニケーション能力をつけると同時に異文化交流に対する意識も高め、世界で活躍できる人材となるべく能力の向上を図っています。
開成中学校・高等学校の数学について
開成中学校の数学授業では、各学年共に式・計算を中心とする授業と図形を中心とする授業とが行われています。週5あるいは6時間というゆとりある授業数の中でじっくりと数学に取り組み能力の向上を目指します。
式・計算を中心とする授業では方程式の解法や関数グラフの使い方など日々の演習の中で理解を深め、様々な代数的な技術の獲得を目指して日々工夫を凝らした授業が行われています。
図形を扱う授業では様々な図の性質の理解を目指す一方で、それぞれを統括する公理や原理を踏まえ、図形が構築されていく流れを理解することを目標とした授業展開をしています。
3年次には次第に幾何学といった高校数学に踏み込み、2種類の授業が互いに影響し合い融合した内容になっていきます。
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