中高一貫校の定番教材「システム数学」勉強法!効率良く学ぶコツ
中高一貫校では、多くの学校で数学の検定教科書を使用せずに、独自の教材を使用しています。
数ある教材の中で、「システム数学」を取り入れている学校も少なくありません。
システム数学は、啓林館と河合塾が中高一貫校向けに共同で作成した教材です。
中高6年間で学ぶ内容が、系統的にまとめられています。
とはいえ、ある程度難易度の高い教材をうまく使いこなせないお子さんもいるようです。
この記事では、中高一貫校生の数学の学習法と合わせて、システム数学を使った効率的な勉強法をご紹介します。
中高一貫校で採用される「システム数学」とは
中高一貫校の一部で採用されている「システム数学」とは、啓林館と河合塾が共同開発した教材です。
テキストの内容は、数研出版の「体系数学」とほぼ共通しています。
中高一貫校で使用されるシステム数学には、テキストと問題集、さらに難易度の高い「入試必修問題集」などがあります。
それぞれの特徴を理解し、現状でどの教材を重視すればよいか判断しましょう。
システム数学 テキスト・問題集
システム数学は、「理解」のためのテキストと「定着」させるための問題集、それぞれ役割が分けられています。
そのため、テキストにはほとんど問題が掲載されていません。
授業では、先生がテキストや独自に作成したプリントなどを使用し、基礎や解き方を教え、その後「システム数学問題集」で問題を解く流れの学校が多いようです。
システム数学問題集は、テキストのどこに解き方が載っているか分かる作りになっています。
しかし、問題の難易度そのものが高めにできており、授業でしっかり解き方を理解していなければ、苦戦する可能性もあります。
システム数学 入試必修問題集 「練磨」「実戦」
「システム数学問題集」のほかに、難易度の高い「システム数学 入試必修問題集」を使用している学校もあります。
システム数学問題集を一通りこなせるようになったら取り組みたい教材です。
入試必修問題集は「練磨」「実戦」に分かれており、練磨は国公私立大学の受験対策向き、実戦は難関国公私立大学の受験対策向きの教材です。
「練磨」は、しっかり取り組めていれば「大学入学共通テスト」でも、高得点が期待できるでしょう。
「実戦」は、難易度が高いといわれる数研出版の「オリジナル数学演習」や、河合出版の「ハイレベル理系数学」などと近いレベルの問題集です。
中高一貫校生の「システム数学」を使った勉強法
「システム数学」に限らず、どの教材にも共通していえるのは、『効率的な学習』が重要だということです。
では「システム数学」は、どのように活用するのが効率的でしょうか?
基本的には、システム数学問題集で基礎を定着させることが第一です。
分からない問題は、テキストや授業のノートを照らし合わせながら、解き方をチェックしましょう。
基礎ができたところで、難易度の高い入試必修問題集に取り掛かります。
では、ここからはもう少し詳しく効果の出やすいシステム数学の勉強法についてご紹介します。
ノートと合わせて復習に利用する
システム数学では、知識の定着のために「システム数学問題集」を使用します。
しかし、難易度が高いためしっかり理解できていなければ、解くのは難しいでしょう。
その際に役立つのが、テキストと授業でとったノートです。
授業は通常受け身になります。
しかし、それだけでは定着しにくいため、授業中は板書を写す以外に、先生の発言で重要そうな部分や授業内容が分かりにくいと感じた部分などを、ノートにメモしておきましょう。
板書に使った色とは異なる色を使うことで、後で見返したときに分かりやすくなります。
とくに、数学が苦手なお子さんは、システム数学を活用した予習・授業・復習の流れを身につけることで、理解度が高まります。
テスト結果と合わせて課題克服に役立てる
定期テストの結果は、弱点克服に役立ちます。
テストが返ってきたら、必ず間違えた部分の見直しをしましょう。
なぜ間違えたのか、その原因を分析するのです。
間違えた理由は「計算ミス」「解き方が分からない」などが考えられ、その理由によって対処法が異なります。
計算ミスだった場合は、類似問題を「システム数学問題集」で見つけ、時間を計りながら解いてみましょう。
時間を設定することで、あせらず時間内に問題を解く訓練になります。
解き方が分からない場合は、ノートやテキストを見て基礎から覚え直しましょう。
ノートやテキストを確認しても解き方がわからない場合は、そのままにせず、必ず先生や友人に確認しましょう。
家庭学習に利用する
システム数学問題集を繰り返し解くことも、定着させるために有効な手段です。
問題を多く解くことで、以下のようなメリットがあります。
- 問題を処理するスピードが上がる
- 出題される問題のパターンや公式が暗記できる
数学が苦手なお子さんは、問題を解く数が少ない傾向があります。
「システム数学問題集」をスムーズに解けるようになるまで、繰り返し演習しましょう。
無理なく解けるようになったら、難易度の高い「システム数学 入試必修問題集」を解きます。
問題を数多くこなすことで、さまざまな公式や定理をどの問題でどのように使えばよいのか、論理的に考えられるようになります。
まとめ
中高一貫校で検定教科書の代わりに使われるテキストに「システム数学」があります。
中高6年間の内容が系統的にまとめられているものの、問題集の難易度は高めで、苦手意識をもつお子さんもいるでしょう。
数学は、積み重ねが重要な科目です。
一度つまづくと、なかなか自力で戻るのは難しくなるでしょう。
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