和洋九段女子中学校・高等学校は、皇居や靖国神社のすぐそばにある、緑豊かな環境の女子校です。明治期に和洋裁縫女学院として創設された伝統ある学校で、現在はグローバル教育に力を入れており、大学進学支援も熱心に行っています。
この記事では、内部進学を中心に和洋九段女子中学校・高等学校を取り上げています。
このページの目次
和洋九段女子中学校・高等学校の内部進学について
系列大学
系列大学は、和洋女子大学です。
内部進学先の和洋女子大学だけでなく、様々な大学への進学サポートが行われてます。
内部進学できる学部
和洋女子大には人文学部・国際学部・家政学部・看護学部の4学部があり、すべての学部・学科への内部進学が可能です。
人文学部は日本文学文化学科や心理学科、こども発達学科の3学科、国際学部は英語コミュニケーション学科と国際学科の2学科となっています。
家政学部は服飾造形学科と健康栄養学科、家政福祉学科で構成されており、看護学部は看護学科の1学科のみです。
内部進学率
2023年度に和洋女子大に進学した生徒は5人となっており、内部進学率は約8%です。
希望者は優先的に内部進学しやすい環境といえるでしょう。
和洋九段女子中学校・高等学校の内部進学制度
内部進学の基準
和洋女子大への内部進学に関する基準については、公式サイトでは公開されていませんでした。
ただ、例年内部進学する生徒は多くはないため、成績が極端に悪かったりしない限り問題なく入学できるでしょう。
看護・医療系に関するガイダンスが、高1~高3にかけて毎年実施されており、看護師を目指して和洋女子大の看護学部を目指す生徒もいます。
他大学への受験
他大学を受験する生徒の割合は高く、2023年3月卒業生の実績では青山学院大学や学習院大学といったGMARCHをはじめ、いろいろな大学に進学しています。
また、関東の大学だけでなく関西学院大学や立命館大学など関西の大学を含めた学校選抜型推薦校の枠も豊富です。
和洋九段女子中学校・高等学校の内部進学対策
学校の定期テスト対策
和洋九段女子中学校・高等学校の定期テストは授業で教わった内容が出題されることが多いので、内容をきちんと理解できていればそれほど難しいことはありません。
授業に集中して内容を理解するよう努め、その日のうちに復習を行って授業で学んだことを脳に定着させましょう。
さらに、翌日の授業の予習をしておくと万全です。
また、英語や数学が苦手な場合は、どの時点から授業内容が理解できなくなったのかを把握し、その時点までさかのぼって復習をして理解力を上げることが成績アップのポイントとなります。
学校独自の試験や外部の模試対策
定期テスト以外の独自の試験としては、中学では毎年3学期に行われる「学力推移調査」があります。
いわゆる実力テストで、現在の学力を調査するための試験です。
1年間に学んだ内容から出題され、成績には特に影響しません。
しかし、自分の学力を知り、進路を決めるうえで重要な試験となります。
模擬試験対策として、高1と高2の1学期に「スタディーサポート」が行われます。
これらの試験で自分の学力を把握し、学習計画の参考にしているようです。
他大学の入試対策
和洋九段女子中学校・高等学校では、内部進学する生徒よりも、他大学に進学する人数の方が多いため、「完全オーダー型」の進路指導をマンツーマンで行っています。
また、自習室としてスタディーステーションが設けられており、ここで集中して勉強できます。
スタディーステーションのロビーには、わからないところを先生に質問できるテーブルも用意されており、苦手科目克服にも役立つでしょう。
夏期・冬期休暇を利用した補修や補講も多数実施し、受験に向けた対策を強化しています。
高校は、海外・大学で英語を学ぶ生徒向けの「グローバルコース」、国公立私立大学を目指す生徒向けの「本科コース」、先端理系・医療系大学を目指す生徒向けの「サイエンスコース」の3つのコースが用意されており、進路に合わせてコースで徹底した入試対策が行われています。
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