大阪市中央区にある大阪女学院中学校・高等学校は、キリスト教に基づく理念を掲げています。
真理を探究し、愛と奉仕の精神を重んじる人材の育成を目指しているのが特徴です。
生徒の自主性を重んじる自由な校風が人気の大阪女学院中学校・高等学校の、大学進学状況についてみていきましょう。
このページの目次
大阪女学院中学校・高等学校の内部進学について
系列大学
大阪女学院の系列大学は、大阪女学院大学と大阪女学院短期大学です。
大阪女学院大学は、「THE 日本大学ランキング2023」の国際性部門において、1位の立命館アジア太平洋大学、2位の国際基督教大学に次いで、第3位に選ばれました。
また、系列大学ではありませんが、関西学院大学・同志社女子大学・神戸女学院大学の3大学と協定を組んでいて、推薦枠が多めに確保されています。
内部進学できる学部
大阪女学院大学は国際・英語学部しかないので、内部進学できる学部も国際・英語学部です。
大阪女学院短期大学も英語科の1科のみで、こちらも同様となります。
内部進学率
大阪女学院大学への内部進学率は約3%、大阪女学院短期大学への内部進学率は約2%です。
2023年3月卒業生の進路実績をみると、卒業生244名のうち大阪女学院大学に合格した人数は7名、大阪女学院短期大学に合格した人数は1名となっており、卒業生の大半が、他大学への進学を選んでいます。
大阪女学院中学校・高等学校の内部進学制度
内部進学の基準
学業成績だけに偏らず面接試験と調査書によって総合的な評価が行われますが、内部進学の詳細な基準は入学してみないと分からないようでした。
しかし、内部進学率をみると希望者は基本的には合格するものと思われます。
他大学への受験
大阪女学院中学校・高等学校は伝統ある私立校として、他校との連携が特徴です。
関西学院大学・同志社女子大学・神戸女学院大学との協定だけでなく、同志社大学や立命館大学、早稲田大学や国際基督教大学などの有名校からの特別推薦枠を確保しています。
過去3年間の進学実績では、国公立大学には65名が進学しています。
また、私立大学では関西の大学に1386名、関東の大学に99名が進学しています。
大阪女学院中学校・高等学校の内部進学対策
学校の定期テスト対策
大阪女学院中学・高校の定期テストは、他校に比べて若干ではありますが難易度が高いといわれています。
大阪女学院は英語教育に力をいれていることもあり、特に英語のレベルは高めです。
定期テストの問題は授業で学んだ内容から出題されるので、先生が重点的に話した内容は、必ず理解・暗記しておきましょう。
また、可能であれば復習を毎日して、その日の授業の重要ポイントをまとめておくと定期テスト時に役立ちます。
成績を上げるためには、苦手科目の克服も大切です。
苦手科目に関しては、テスト2週間前からあわてて対策をするのではなく、日頃からコツコツと勉強して、分からない所を少しでもなくしておくのがポイントです。
学校独自の試験や外部の模試対策
公式ウェブサイトなどでは、学校独自の試験についての情報は特に公開されていません。
受験に直結する試験ではありませんが、中高一貫して英語教育に力を入れており、英検などの検定試験対策を行っており、中学生の時点で英検2級の合格者を多数輩出するなど、大きな成果を上げています。
また、中2からはネイティブ教員による授業も始まり、英語と触れる機会が多いのも特徴です。
このため、模試のリスニングの得点が高い傾向があるとのことです。
外部の模試対策についての情報は、特にみつかりませんでした。
他大学の入試対策
大阪女学院中学校・高等学校では他大学へ進学する生徒が多く、中には海外の大学を進学先として選択する生徒もいます。
中学の段階から進路ガイダンスを実施して具体的に進路を考え、生徒の希望に合わせた選択ができるよう学校側がサポートしているのが特徴です。
また、高3時には毎月進路説明会があり、先輩の受験・合格体験記などの資料も読むことができます。
このほかにも、思考力・論理力・文章力を向上させるための英語・現代文特別講義などの特別セミナーを開催するなど、受験に向けた対策が取られています。
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