中高一貫校生はリスニング、リーディング、スピーキング、ヒアリングどの分野が得意・苦手?
こんにちは!
WAYSでは中高一貫校に通われている中学1年生~高校3年生に対して、中高一貫校生の英検®資格所持率・意識についてアンケートを行いました。ご協力いただいた58名の方、ありがとうございます!
アンケートの結果から中高一貫校生の性質が見えてきましたので、考察を交えながら紹介いたします。今回は「中高一貫校生のリスニング、リーディング、スピーキング、ヒアリング得意・苦手分野」についてです!
詳しく見ていきましょう!
リスニングが得意な中高一貫校生は50%超え!
得意分野は全体の半数以上の51.7%が“リスニング(聞く)”と回答し1位でした。次いで“ライティング(書く)”、“リーディング(読む)”、“スピーキング(話す)”という順位でした。“スピーキング(話す)”は全体の5.2%と低く、1位の“リスニング(聞く)”と比べると約47%程度差があります。4技能の中でも、4技能の得意分野では大きく差が出ました。
学年別に見るとどうなるでしょうか?
得意分野では中学1年生から高校2年生までの多くが“リスニング(聞く)”と回答しました。一方で高校3年生は、“ライティング(書く)”と答えた生徒が多かったです。
苦手分野はライティングが1位
苦手分野は“ライティング(書く)”が37.9%で1位でした。次いで、“リーディング(読む)”、“リスニング(聞く)”、“スピーキング(話す)”という結果になりました。苦手分野は、“ライティグ(書く)”と答えた生徒が多かったものの、その他3分野にあまり差はみられませんでした。
また、得意分野と比較をすると、得意分野では“ライティング(書く)”が得意と回答した生徒が31.0%(2位)いたにも関わらず、苦手分野では1位の37.9%でした。
学年別に見るとどうなるでしょうか?
中学1年生から高校2年生までは“ライティング(書く)”、“リスニング(聞く)”、“リーディング(読む)”、“スピーキング(話す)”のそれぞれの分野に回答がありました。高校3年生は“リーディング(読む)”と“スピーキング(話す)”に分かれました。中でも“スピーキング(話す)”は60%を超えています。
得意分野・苦手分野の考察
得意分野2位・苦手分野1位がライティング
得意分野と苦手分野のデータと比べると興味深いデータとなりました。得意分野で2位だった“ライティング(書く)”がトップです。
これは“ライティング(書く)”の採点の難しさが影響しています。他の“スピーキング(話す)”を除く分野はマーク式なので解けたか、解けなかったかがすぐにわかりますが、“ライティング(書く)”に関してはその部分の判断が非常に難しいです。加えて、おそらく1番労力を使う分野でもあるので、苦手意識の強い生徒は多いと思われます。
しかし、採点基準やポイントを明確にすれば解消できる内容だとも思われますので、今後の英検®指導では“ライティング(書く)”のポイントを明確にした指導が効果的でしょう。ちなみに、得意分野と苦手分野で両方最下位の“スピーキング(話す)”についてですが、これは内容としては難しいと思われますが、不合格になる確率があまり高くありません。
全然できなければ落ちますが、パターンも決まっているので、対策をしっかりおこなえば得意まではいかなくとも合格ラインに達することは難しくありません。そのため得意・不得意の両方で最下位だったのでしょう。
次回は、「中高一貫校生が英検®準備を始める時期は?英検®への意識」についてお伝えします。
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